新第7話 探偵対…
「ああ…見たさ玄関近くに置いて在る植木鉢の下に置いて在る鍵を遣ってな、
...
探偵を遣って居た割には何だか見え見えな所に置いてさどうせならもっと他
を選べって」
彼女の顔は完全に真っ赤な上に涙目だ。 胸倉掴んだ手は震えている
「しかしあの絵は見事に凄いな~椅麗とした良い様が無い」
「テメッえ…」
「そう言うアンタは分かっていただろう?探偵業は依頼なんかそう簡単に来
やしない一歩間違ったら生活にも影響が出る、 其処で考えたのは BOOTH 等
に自分の書いたィラスト等の商品を書いて其れを売る『ミスティア%3クリステ
オー』はその正体を欺く為の偽名なんだな」 「う…そうだよ、 前に一度だけ依
頼の無い日々が続いてさ。其れで大変だったから、 売れない画家が露天で自分
の絵を売ろうとしていたからあの時関いたんだよ」
「でも何で態々偽為名を?探偵だけで無くイラストレーターとしての側面が在
ったら違う側面からの名声も得られるのに?」
「…小さい頃に見た、 強くてカッコいい大人の探偵にあこがれていたんです」
「…それで探偵である祖父の手伝いをする理由か?」
「…はい」
「強くてカッコいい大人の探偵に憧れてたと言ったけど、 世の中には女性で
も探偵を遣ってる人がいるんだぞ?」
「だからな探偵である自分に誇りを持て、 単に女性はか弱いだけしゃ無い強
い女性がこの世の中にいるんだ」
奈音は胸倉を掴んだ手を離した、 彼女は何も言わすに去った。
「…終わったか」
石塚は携帯電話を取り出した
「…もしもし博士か?私だ」
「…ああ聞こえてる依頼の成否は如何だ?」
「あの様子じゃもう付き纏わないだろう」
それ以降付き纏われる事が無くなった
NEP 07 END
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