月影愛香は奇妙な夢を話す
プリキュア墓場に迷い込んだ愛香は、墓場の墓守と思われる少女と出会う。
愛香は何故墓場になぎさ達や妖精達が封印されたのかを少女へ問うが、少女の返答は愛香の望む答えが出る処か少女は愛香に激昂し、愛香を墓場から無理やり追い出す。
攻撃として放たれた光球を受けてプリキュア墓場から追い出された愛香は、そのまま意識を失うのであった……
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愛香「はっ!?」
愛香は目を覚ました。
慌てて起き上がって周りを見ると、そこは勝手知ったる自身の部屋であり、愛香はベッドの中で寝ていた。
愛香「今までのは夢だったの………」
ベッドの縁に腰かけて愛香は今まで見た事が頭を過ってから顔を横に振る。
愛香「いや……夢にしてはリアル過ぎだった……感触も、あの時の肌で感じた事も……」
自身の手や体にへばり付いた汗に愛香は顔を顰める。
愛香「季節は春なのに汗をかくなんて……とりあえずシャワーを浴びて、頭を冷やそう」
ふうと息を吐いてから愛香は制服と下着を手に風呂場に向かう。
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制服と下着を手に洗面所に向かった愛香は、寝間着、ナイトブラ、ショーツの順に脱ぎ、洗面所の鏡で自らの裸身を見せた
ちなみに鏡で見えてる範囲は上半身のみで見えるとまずい部分は手で隠している
愛香(また大きくなったかな……中学生の時も身長も男子高生なみに高かったから大人だと勘違いされそうになったし、胸も周囲よりGカップあるからって同性から羨ましがられて体育の時に揉まれたりしたな……ホント高校生離れしちゃってるよな……お母さんもかなりのプロポーション持ちだから遺伝したのかしら?)
自身の隠し切れない胸の大きさにうーむと悩んだ後にそれは今は良いかと思った後に二の腕や足を見る。
愛香「うわぁ、汗だらけだわ……へばり付いて気持ち悪くなるのは当然ね……」
ふうと息を吐いた後に愛香は風呂場に入り、早速シャワーを浴びて汗を流して行く。
そのシャワーを浴びてる最中に愛香は奇妙な夢の事を整理した
思い返すのはプリキュア達の戦いのであった。
愛香(どうしてプリキュアは周りを見ないで戦っていたのかしら?ヒーローの中には仮面ライダー王蛇のように人を巻き込むような戦いをする者も居るけど、私が見たプリキュアは明らかにおかしい)
自分の知る特撮の中の人物を思い浮かべながら愛香は一旦シャワーを止めて体を洗い始める。
愛香(私が最初に会ったプリキュアは敵を倒す事しか考えて無くて、周りを見ないで建物を破壊し、敵を倒す際にも街に被害を出る様な戦いをした)
体を洗いながら最初に見たキュアブラックとキュアホワイトの戦い方を思い返す。
愛香(次に会った時のプリキュアは、皆が黒の衣装と黒い髪になっていて、市民に危害を与えて罪の無い人達を殺して、街を破壊した。キュアブラックは確かに黒い衣装を着ていたけど、何で他のプリキュアもみんなが黒い衣装になっていたのかが気になる……)
次に愛香はあの時のプリキュアは周りを見ない戦いをした事やプリキュア達の衣装が黒くなっていた事に疑問を抱く。
愛香(そんなプリキュア達はなぜか自らを最強にして無敵の戦士だと言ってたけど、皆の雰囲気や喋り方からして、無理やり喋らされてる感じがして違和感しかなかったわね……そりゃあヒーローの中には慢心したり力に溺れていた者も居たけど、大体はヒーローに関わる者達によって止められた後、ヒーローは反省して心を改めている事が多いけど、あの時の皆にはそんな様子は無かった……まるで最初から力に飲み込まれてる感じで気味が悪いわね……)
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