ハーメルン
プリキュア戦記 正義のプリキュアvs終界
愛香とセッビィの出会い


メサイアレンス、セイヴァーレンス、マフティーレンスの資格者を探すべくヌーベル学園にやって来たセッビィ。
その裏では、アナザーブラックと言う怪物が暴れていた。
アナザーブラックの力は、東堂達『テイルズディフェンド』すらも抑えられなかった。
そんな中、アナザーブラックはいない筈のプリキュアの気配を感じ、ヌーベル学園へ向かう。
それによりアナザーブラックは知る事となる。
ヌーベル学園に自身の大敵が居る事を……

 

────

 

ヌーベル学園 校舎裏

校舎裏に急いで来た愛香は息を整えた後に誰もいないかを確認し、ふうと息を吐く。

愛香「此処なら大丈夫ね」

さて……と愛香は視線を制服の下の胸元に向けると、制服の中の胸元の奥に押し込んだ何かが足をビクンビクンとさせていた。

愛香「誰にも見つからない様に咄嗟に押し込んじゃったけど……ちょっと、大丈夫?」

自身の制服の首の所を緩めた後に胸元に埋めれた何か、セッビィを引き出す。

セッビィは愛香の胸元に挟まれたせいか痙攣していた。

よく見るとセッビィのくちばしの鼻部分に当たる所から何故か鼻血が出ていた。

愛香「うえ!?……ちょ、ちょっとしっかりして!?

そんなセッビィに愛香は慌てて声をかけながら指で揺する。

するとみじろきしてからセッビィは目を開け始める。

愛香「目を覚ました!良かった、無事でいてくれて……」

意識が戻った事に愛香が安堵する中、起き上がったセッビィは辺りを見渡し、愛香を見ると顔を近づけた愛香に対し……

セッビィ「何をするビィ!」

ピシッ!

翼でビンタをかます。

愛香「痛っ!?何をするの!?」

突然ビンタされた事に愛香は叩かれた所を抑えながら戸惑う中でセッビィはぷんすか怒る。

セッビィ「それはこっちの台詞ビィ!危うくオイラを殺す気ビィか!」

愛香「殺す?何でなの?私はただ胸元に入った貴方を他の人に見られないように隠しただけだけど……」

戸惑う愛香にそれだビィ!!とセッビィは愛香の豊満な胸元を翼で指す。

セッビィ「その胸元の間に挟まれたせいでオイラは窒息死するところだったビィ!」

愛香「そ、それは、確かに急だったとはいえ、押し込んだのはごめんだけど……」

ぷんすか怒っているセッビィに愛香はたじろいていたが、今更ながら気づく。
 
愛香「って、何で鳥が人の言葉をしゃべっているの!?」

セッビィ「今更ビィ!?」

驚きの声をあげる愛香にセッビィは思わずツッコミを入れる。

驚きから覚めた後に愛香は戸惑いながらセッビィに謝罪する。

愛香「えっと、ごめんなさい……まさかいきなり胸に入って来たのが喋るなんて思わなかったから……そう言うのってアニメや漫画にしか現れないと思ったのもあるし……」

セッビィ「アニメや漫画は分からないけど、そうだったビィか……」

弁解する愛香のにセッビィは首を傾げながらそう返す。

愛香「それで、あなたは何者なの?」

セッビィ「そう言えばあまりの事で忘れていたビィ……オイラはセッビィだビィ、妖精だビィ」

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