ハーメルン
プリキュア戦記 正義のプリキュアvs終界
多元世界防衛組織『テイルズディフェンド』前編

全ての世界を我が物にしようと目論むプリキュアキングダム。そしてデスバイアの指示で全世界の侵攻を開始しようとした。そんな時、別の世界では

────

???

とある世界に存在する巨大な建造物。その建造物の内部にある一室にて、1人の男が座って誰かを待っている様子で、少ししてノックと共に1人の青年が入って来る。

???「グリムス長官、お呼びでしょうか?」

グリムス「来ましたね東堂博士。貴方にある事を伝えたくて呼びました」

東堂と呼ばれた青年は、目の前の人物、上司であるグリムスから言われた事にある事とは何ですか?と問う。

グリムス「別の次元におけるプリキュア、通称『世界の殺戮者』についてです。彼女達は様々な世界で暴れていくつもの世界を破滅させたのは知ってますよね?」

東堂「はい、ですが異世界の英雄によってプリキュアを『世界の殺戮者』に変えた存在は倒されたんですよね?」

確認する様に聞くグリムスに東堂は頷いて付け加える。

グリムス「その通り……ですが、『世界の殺戮者』にされたプリキュアは救われなかった」

東堂「救われなかった?どうしてですか?確か、世界の殺戮者を生み出した存在がいなくなった事でプリキュア達は力とその時の記憶をを失い、普通の女の子に戻って平和になったんですよね?キングオブファイターズの世界のアッシュの先祖の斎祀が消えた事でアッシュが消滅したのと同じ感じに……」

哀しい顔で言うグリムスに東堂は思いだしながらそう付け加える。

グリムス「もっとも、そのアッシュはバースに吸収されて、後に救出されてますけどね……話を戻しましょう。あなたが言った様にプリキュアの力を失った少女達はプリキュアになって以降の記憶も失いました。その後に問題が起きたのですよ」

東堂「どんな問題ですか?」

立ち上がり、歩きながら話すグリムスに東堂は慎重に問う

グリムス「……人々からの迫害です」

東堂「なっ!?どうして迫害されるんだ!?」

まさかの展開に東堂は思わず叫び、慌ててすいませんとグリムスに謝る。

グリムス「あなたが怒るのも当然の事だ。私も聞いた時は憤慨しました」

東堂「それで、どうして迫害が起きたんですか?」

真剣な顔で聞く東堂にグリムスは眉間を揉んでから言う。

グリムス「プリキュアが邪悪なる者によって『世界の殺戮者』(プリキュア)に変えられた後、あらゆる世界で罪無き人々を殺し、いくつもの世界を破壊して行ったのは先ほど言った通りです。それにより、『世界の殺戮者』(プリキュア)によって一度全てを奪われた者達は、元プリキュア達を非難し、誰一人許しませんでした」

東堂「そんな……ウルトラマンから分離し、ウルトラマンになって以降の記憶を失ったハヤタ・シンと同じ状態とも言える普通の女の子に戻った者達を責め立てても当人達には困惑物でしかない……」

グリムスの言葉に東堂は愕然とする。

グリムス「失った命は普通は二度と復活できない……ですが、ドラゴンボールの世界のような場合は復活できる方法がある様に、正しき心を持った者達の活躍で破滅した世界が再生された事で『世界の殺戮者』プリキュアに殺されたものは復活できた」

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