ハーメルン
Medarot ex second The Lost Origin
Ep09 縮まる残り時間

模井俊一はテレビ番組を見ていた
内容はメダロット同士のバトルの大大会の中継、
その試合は俊一達のものとは比較にならない。
選手Aのメダロットの放った光線は選手Bのメダロットの胴体に超高熱の大穴が開き直後大爆発した。
それは旧西暦時代のロボットアニメの戦闘シーンをそのまま再現した様な試
合がテレビを通じて放送されてた。
腕が千切られもがれ頭が潰され体が真っ二つにされて、 仕舞いには最早原型
すら分からない位に程に真っ黒焦げの鉄塊と成り果てた。
一部の人達には最先端技術の結晶でもあるメタロットが時に華麗に時に無骨
にぶつかり合う様は大いに刺激を与えるとされたが
そして爆炎と共に美しく散る
俊一が浮かない顔をしていたのは理由があった
機井隆盛が白血病を患ったからだ。
白血病とは分かり易く言えば血液夜の痛
治療には、 抗座剤を使っての事も在れは時によっては患者と同じ骨髄を移植する事になる。 俊一はこの日病院を訪れた、
定期的な診察に来たのでは無い、
隆盛の入院している病室に入る為だ、
病室のペットの上で抗癌剤治療を受けた隆盛が寝ていた、
彼の髪の毛は治療の影響で抜けてしまった。
俊一が病室に入って直ぐ隆盛が気づいて目線が俊ーを向いた、
隆盛は何か言おうとしていたが、
「言わなくて良い、 良いんだ」
そう言って彼皮は隆盛の手を掴んだ。
「…明名が自由を奪った気持ちがやっと解ったと言いたいんだろう?」
隆盛の頭が領いた、
「…そうだね、 実にそうだよ」
その手を握ったまま俊一は目瞑った、
夢を見た、
そう思えたはさほど時間が掛からなかった、
視界に誰かの腕が見えた、
その肌はアルビノを思った俊一の肌の様に病的に真っ白では無かった。
きめ細かく自然な肌色、
義肢の様な不自然で艶のある肌色では無かった。
視界はハッキリしていないが誰かに抱かれている、
肌と肌が触れ合い温もりを感じた、
何処かに大きな柔らかさを感じた
手で触り感じる造形美とも言える感じ、
耳で聞こえた優しき声、
鼻で感じた甘い匂い
だがこの匂いが気持ち良過きて
良過ぎて…
頭が、
心が、
如何にかなりそうなほど、
おかしくなりそうで、
なりそうで。
ナリソウデ、
その人無しでは考えられそうに無くて。
「…しゅ…ち…俊し….………俊一」
...
「…んんっあ?」
「俊一!」
「…あっ?母さん?」
「貴方、其処で寝ていたわよ」
「…あっ」
俊一は部屋の時計を見た、
時間がだいぶ過ぎてた
「…」
俊一は手を離した、
「今日、いい知らせがあったよ」
「どんな?」
「隆盛の骨髄と型の合う人が遂に見つかったのよ」
俊一にとって喜ばしい事は無かった、
隆盛が助かるからだ。
後日、
骨髄移植を受けた隆盛は退院した、
その夜大樹は風呂場で自分の体の側を見た
ナイフで刺されたものでは無く、
針は何かでしかもその刺し穴の大きさから、 ただの針で無いと分かる
ドアが開いた。
ドアを開けた俊一は大樹のその傷を見て驚いた
「…大樹?お前まさか?」
「…ああ…そうだよ、 骨髄を提供したのは俺だよ」

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