フレーズ3 ひと夏
7月初めの頃の出環学園、
吉川泰吾は悩んでいた、
と言うのも8月に侍女さんに二週間の休息を提案したいと富豪の主が提案していた、
もう毎度恒例となった生徒会会議は噂だと問題になった 『遅刻常習者』の生徒の問題が有っ
た、
何人存在するか?学年は?そんな話が続いた、
この会議は何時に無く真剣そのものだった。
「…ては遅刻常習者は今の所何人居た?」
「常習と判明したのは2人、 嫌疑は4人」
「…大凡6人か」
「校舎から寮までそんなに時間が無いのに何故に遅刻?」
「8人まで居たらどうします?」
T.............]
「会長?」
「トピアタイムズに遅刻常習のリストに載せるだけでも無理があるのでは?」
「「貴方の町の超危険人物』よりは効き目も無さそうたな」
「「遅刻王総選挙』何か開いても嫌われますし」
「…どんな計画だ?それ?」
会議が終わって時間が経過した、
吉川泰吾は悩んでいた。
生徒会室のテープブルに肘を乗せ手を交差して悩んていた、
「はあっ」
「何か悩んで居たか?」
「アレっ?会長?」
「貴方は会議中でも上の空だったぞ」
「実の所…」
吉川は模井に悩みの内容を伝えた、
「それで悩んで居たのか」
「最初は近所の辺りに侍女さん応募のチラシを貼ったりしていましたが、 お嬢の危険性に
断られる人が相次いで」
「…それでか」
「はい…何とかして人数を集めないと」
機井隆盛は少しは考えていた、
提案が出た。
ただこの案がバレた際の保険を想定して、
「考えがあるただ」
「ただ?」
「比処では言えない 『外』でしか話せない」
下校時間、
吉川は校舎の外を歩いていたが一向に見つからない。
つまり模井の言う 『外』 とは校舎の外では無く学校の外と言いたかったのだ、
学校の外の森の中を数分歩いていた、 一歩間違ったら遭難確定の状況化だ。
「あ…」
安堵の表情を浮かべた、
後日、
夏休みの始まった日の事、
吉川は此れから故郷へ向かう生徒に何やらチラシを配った。
以下チラシの内容。
『兵庫県、神戸市在住の高浜官の侍女さんを応募夏限定の応募をしています住所…電話番
号、 応募期間は 7月15日までご応募お待ちしております』
何故機井が外でこの案を伝える必要が在るのかと言うと、
誰がこの計画を提案したのかが発覚されない様に必要があった、 確かに実行したのは吉川
だが、
提案者が分からないと調べ難いかも知れない、
棲井隆盛の提案した計画はそう故郷へ帰る生徒達に侍女さん応草のチラシを配り第三者の
女性を雇ってもらう計画だ、
7月末の土曜日、
高浜宮家の屋敷、
吉川泰吾は何年かぶりに正装の服を着替えた、
彼の父は此処の執事をしていた、
「久しぶりだったな秦吾」
「はい父上、私もう約四年ぶりです」
「どうやら数を揃えれたが如何やってやった?」
「わっ私のアイディアに御座います」
「…まあいい一先ずこれで今の侍女さん達に二週間の休息を得られる」
少しだけだが少しの静寂の後吉川は息子にこう述べた、
「しかし…幾ら屋敷にお嬢と泰吾だけで無く若い奴らばかり、 幾ら若いとは言え、 お嬢にも
しもの…もしもの」
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