第18話!近畿・中部ブロック!思わぬ罠カードと、暗躍する才災!
「京都か。」
前世において、修学旅行できたことがあるが、再度訪れる事になるとは思っていなかった猫崎。
「まさか、本当にサイバー流に挑む新人が出てくるとは思わなんだわ。」
黒い振袖に身を包み、黒髪をサイドテールに纏めた女性が現れる。
「そして、その彼女さんが、まさか元門下生とはなぁ…。」
「私を憶えているのですか?!」
「そうやで。ウチは手掛けた浴衣を買うてくれた門下生の事は全員覚えてる。」
「…今でも、大事にしています。」
「それは良かった。そして…」
ジッと猫崎を見つめていたサイバー・ランカーズだが、ややあって口を開く。
「…なぁ、本当に新人なん?」
「どういう事でしょうか?」
「新人にしては、妙に落ち着いているやん。正直、才波はんより15歳ぐらい年上でも違和感無いわ。」
言葉に詰まる猫崎。
憑依者、と言う事はこの世界の誰にも話していない。墓まで、持っていくつもりだ。
「俊二は両親から愛されなかった。だから少しでも早くひとり立ちする必要があったわ!」
「へぇ…。まぁ、これで聞きたいことはもう無いわ。だから…」
スッとデュエルディスクを構える女性。
「手短に済ませたるわ。ウチはサイバー・ランカーズの才園 麗華(さいぞの れいか)。サイバー流所属の決闘者として、あんたを倒す!」
「…行くぞ!」
「「デュエルッ!!」」
猫崎 ライフ4000
手5 場
才園 ライフ4000
手5 場
「ウチの先攻、ドロー!サイバー・ドラゴン・コアを召喚!」
「コア…!」
ツヴァイ、ドライを投入してきたサイバー・ランカーズが居た事で予測はしていたが、これは中々厄介な事になったと猫崎は考える。
だが、対戦相手の才園は気にせずデュエルを続ける!
「効果発動!デッキからサイバー・リペア・プラントを手札に加えるで。さらに魔法カード、機械複製術を発動!コアは場と墓地に存在する限りカード名をサイバー・ドラゴンとして扱うんや!」
「という事は…」
「二体のサイバー・ドラゴンを特殊召喚!カードを2枚伏せてターンエンドや!」
猫崎 ライフ4000
手5 場
才園 ライフ4000
手3 場 サイバー・ドラゴン サイバー・ドラゴン サイバー・ドラゴン・コア 伏せ2
「俺のターン、ドロー!メインフェイズ開始時に魔法カード、大寒波を発動!」
「大寒波?これでこのターン、あんさんは他に魔法カードを発動できず、魔法・罠カードのセットも出来ないんやで?」
想定外のプレイングだったのか、驚く才園。
「レスキューキャットを召喚!レスキューキャットを墓地に送り、デッキからライトロードハンターライコウとX-セイバーエアベルンを特殊召喚!行くぞ、レベル2のライコウにレベル3のエアベルンをチューニング!S召喚!現れろ、A・O・Jカタストル!」
「攻撃力2200で、闇属性モンスター以外を破壊するSモンスター…!」」
「バトルだ!カタストルでサイバー・ドラゴンを攻撃!そしてカタストルの効果発動!サイバー・ドラゴンを破壊!」
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