五 楼杏
「んっ、んんっ! んふぅ……」
触れるだけの口づけだったが、互いに何度も何度も口づけを交わす。それは、楼杏が口を離せば、一刀がそれを追いかけるように口づけをし、そしてそれが終えればまた楼杏が口づけを行うといった状態だった。
「んむぅ……んあっ、あんっ!」
不意に、楼杏が唇を離し、甘い声を漏らす。一刀が、楼杏の胸元に手を差し入れ、彼女の豊満なおっぱいに触れたからである。
「あぁっ! やっ、いきなりそんなっ」
「ごめん、嫌だった? でも……楼杏のドキドキ、激しくなってるよ」
「んもぉ……一刀さんのイジワル……」
恥ずかしそうに顔を赤らめ、一刀の胸に顔を埋めてしまう楼杏。その初心な反応が可愛くて、一刀はもっと楼杏にイジワルしてみたいと思ってしまう。
「楼杏……んっ」
「んむっ! んん……ちゅっ、ちゅっ……」
一刀は楼杏の頬を両手でそっと挟んで顔を上向かせると、再び口づけを開始する。そして、彼女の唇を貪りながら強く抱き寄せ、再び彼女のおっぱいに手を触れる。
「んむっ! んんっ、んふぅ……んんっ、んちゅっ♥ ちゅぅっ♥」
今度は、楼杏は拒まなかった。彼女は一刀に身体を預けるような形で、口づけに没頭する。一刀は頃合いを見て、舌まで絡めた濃厚な口づけをする。楼杏の方は、すっかり口づけに夢中になってしまったようだった。
「んむっ♥ んちゅっ♥ んん、れろっ♥ んはぁっ……ん、ちゅっ♥ ちゅぅぅっ♥」
目を閉じて頬を染め、口づけに没頭する楼杏。その表情が可愛くて、そろそろ次に進みたいと一刀は思う。
「んはっ……ああんっ♥ 一刀さんっ、一刀さぁんっ……」
口を離すと、楼杏が可愛い声で甘える。
「楼杏、そろそろ寝台いこっか」
「はい」
そう応えるものの、楼杏は一刀にしがみついたまま、一歩も動こうとしない。いや、動けなかったのだ。一刀との口づけが余りにも幸せ過ぎて、彼女は腰が抜けてしまっていた。
「……楼杏?」
「一刀さん、抱っこ♥」
一刀は楼杏をお姫様抱っこで寝台まで連れていき、そこでまたもや口づけを行う。楼杏の方も、すっかり口づけにハマったのか、今度は彼女の方から舌を絡め、濃厚な口づけを行う。
「んむぅ♥ んふぅ……んんっ♥ んちゅっ♥ むちゅっ……」
舌を絡めた濃厚な口づけに、蕩けたような表情を見せる楼杏。そんな彼女をそっと押し倒し、彼は唇を貪りながら彼女の服を脱がしていく。
「ぷはぁっ……ああんっ♥ やぁんっ♥ 一刀さんのバカぁ♥」
ひときわ高い嬌声を漏らす楼杏。一刀が彼女のおっぱいを直に触り始めたからである。彼女は抗議の声をあげるものの、本気で嫌がっている訳ではない。彼女のそんな痴態を見て、一刀はますます興奮していくのである。
「はむっ♥ んふぅ♥ んんっ♥ んむぅ……んはぁっ♥ あっ、ああっ♥ あんっ♥ あんっ……んぅぅ♥ んむっ♥ んちゅっ♥ んっ♥ れろっ♥ ちゅぱっ……」
再び、楼杏をしっかりと抱きしめて濃厚な口づけを行う。口づけに没頭する彼女が可愛くて、一刀はつい彼女を強く抱きしめてしまう。
「んっ♥ んぅ……んんーっ♥」
喉奥で苦しそうに叫び声を発する楼杏。一刀が思わず抱擁を解くと、彼女は荒い息をつく。
「んはぁっ……んもぉ、そんな風にされたら、壊れちゃうわよぉ……」
「ごめん。楼杏があまりに可愛かったから、つい……」
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