ハーメルン
【完結】鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました
死亡フラグが立ちました!

俺の問いに応えたのは、大剣を舌舐め摺りしながら、薄ら笑いを浮かべているべラミー。
 
「そう言うこった。
少しばかり腕が立つと言っても、俺達(オリハルコン)4人が相手じゃ、どうにも出来ないだろ?」
「お前は最初から、気に食わなかったんだ。」
「悪く思うなよ?」
べラミーだけで無く、残りの連中も、考えは同じの様だ。
はぁ~~ぁ…
色んな意味で、マジか、コイツ等。
一応は実力の違いを見せてやってたのに、未だに認識証(プレート)の階級でしか強さを判断出来ないのか?
まあ良いさ。それなら此方も正当防衛成立だ。
過剰防衛? そんな言葉は知らん。
 
『フクク…いきなり仲間割れとは、面白い。』
「「「「!!???」」」」
その時、空間内に重く低い声が響いた。
それに戸惑う、オリハルコンの連中。
 
「何だ…身を潜めていたから、最後まで傍観かと思っていたが、違っていたか?」
因みに俺は、この空間に飛ばされた時から、その存在に気付いていた。
 
『クフフフフフワッ!
お前は俺に気付いていたか?
フッ…面白い!』
 
ボォ…
 
俺の台詞に釣られたのか、この声の主と思われる存在が姿を見せた。
 
「ひぃええぇっ??!」
「す、骸骨の魔術師(スケルトン・ウィザード)ぉっ!???」
それは、黒のローブを纏った骸骨。
それを見てオリハルコン(笑)達は、また脅えヘタレ出す。
 
「人間で無くアンデッドだったとはね?」
しかし俺は最初から、ユグドラシル・プレイヤーだと考えていたんだ。
相手が異形の者なのも、想定の1つだ。
そして それを確認する為に、鎌を掛けてみる。
 
「お前()、ユグドラシルのプレイヤーなのか?」
ド直球にな。
 
『ほう?』
すると、この髑髏野郎は眼窩に青い光を灯らせ、関心を持った様な反応を見せた。
 
『フクフハハハハハハ!
そうか…貴様もユグドラシルから、この世界に流れた者か!』
そして肯定するかの発言。
ん、確定だな。
 
『ならば名乗ってやろう!
貴様もユグドラシルのプレイヤーならば、聞いた事が有るだろう!
ユグドラシル最強最悪のギルドの一角、【アインズ・ウール・ゴウン】の名を!
そして そのトップ、モモンガの名を!
そう、この俺こそがアインズ・ウール・ゴウンの首魁、モモンガその人であーる!!』
……………………………え゙?
 

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