ハーメルン
変なキモい人形に憑依したんだがwwwwww
配信者アンジーちゃん

ある日、アタシはベネヴィエント邸の自室にて、一人きりで喋っていた。



「ヨウ!視聴者の人間ども!ビスクドール系ユウチュウバーのアンジー様だ!今日は初めての生配信をやっていくぞ!そもそも今日が初めての動画なんだけどな!」



もちろん本当に独り言を言っているワケじゃない。以前デュークから購入したPCや機材を使って動画投稿サイトで配信をしているのだ。



『ファッ!?』『なんだこの人形!?』『クッソ不気味で草』『アンジー姉貴お前生きとったんかいワレェ!』『うおおおアンジー姉貴久しぶり!』『例のスレ以来か』『有名人?』『人というか人形』『そもそもどうして人形が宙に浮いてるんですかね・・・・・・?』



PCの画面に視聴者のコメントが次々と流れる。アタシは動体視力にものをいわせてそれらを読み取り返事をしていく。



「どうしてアタシが人形なのにひとりでに動いてるのかって?そりゃあ、アタシが伝説の超ビスクドールだからに決まってんだろ!・・・・・・まあ真面目な話すると、アタシは呪いの人形みたいなモンなんだよ。魂とか、魔法とか、超能力とか、そういうので動いてるワケ」



『自分で呪いの人形って言うのか(困惑)』『草』『自我があるのか』『どうせ誰かが動かしてるんだろ』『でも糸とかそれっぽい装置無くね?』『そもそも動きが滑らか過ぎる』『手や口の動きが自然過ぎるわ』『アンジー姉貴ちょっとカメラから離れてダンスでも踊ってくれへん?』『アンジー姉貴のダンス講座』



「んあ?ダンス?別に良いよ!ほら、見とけよ見とけよ~?」



そう言ってアタシはカメラから離れてダンスを踊り始める。もちろん相手はいないからエアダンスみたいなモンだが。ドミトレスク三姉妹に社交ダンスを習っておいて良かったぜ。



『うせやろ?』『やば』『ダンスの動きがプロのそれなんだが』『社交ダンス?』『思った以上に上手くて草』『どうなってるんだ!?』『本当にひとりでに動いてる・・・・・・』『これヤバくね?』『俺、今凄く感動してる』『現代ファンタジーかな?』



掴みは上々だな。ぶっちゃけ上手く配信できるか不安だったが、この分だと大丈夫そうだ。



「さて、視聴者の人間どもにアタシの凄さが分かって貰えたようで嬉しいよ。それでだ・・・・・・今日はこれから何する?まだ何も予定決めてないんだよね。ははは!」



『草』『草』『草』『予定何も立ててないのかよ!』『いきなりグダグダになって草』『何わろとんねん』『あのさぁ・・・・・・(呆れ)』



「まあ、今日は初めての動画だし、自己紹介と雑談くらいでいいか。じゃ、改めて自己紹介だ。アタシのスペックを特別に公開してやるヨォ!」



『やったぜ。』『やったぜ。』『やったわ。』『雑談了解~』『良いゾ~これ』



「アタシの名前はアンジー。ビスクドールだ。趣味は銃の手入れと機械いじり。アタシの持ち主・・・・・・ご主人様は女性。アタシが住んでる所はド田舎の寒村だから娯楽が少なくてね。ヒマだったから配信を始めたんだ。」



『なるほどなぁ』『アンジー姉貴の持ち主は女性か』『ウェディングドレス着てる人形の持ち主が男性だったら怖いわ』『言われてみればそうか』『想像して草生えた』『嫁(人形)』『銃!?』『もしかしてアンジー姉貴の住んでるのって外国?』

[9]前書き [1]次 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:1/3

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析