Bクラス戦終幕
教室の出入り口に固めて部屋が暑苦しくなったタイミングで窓が空いてその隙を逃さずにムッツリーニと保健体育の大島先生が入り込み召喚獣をしかけて見事に根本を倒した
「聞け、者共!!Bクラスの根本恭二を討ち取ったりぃぃぃぃぃ!」
「「「「おぉぉぉぉぉぉ!」」」」
「俺達Bクラスが……まけた……!」
「そんな、私達がFクラスの設備になるの……!?いや……いやーー!!」
俺の叫びと共にFクラスは喜びの声をあげてBクラスはいまだに負けたことにショックを受けていた
「よくやった、明久」
俺は今回の時間稼ぎに貢献してくれたFクラスを代表とするバカに労ると明久は素手で壁を壊した痛みがフィードバックされたのか呻き声をあげていた
「うぅ、痛いよぉ……」
「なんとも……お主らしい作戦じゃったな」
「俺が爆弾をしかけてこじ開けるよりも時間かかりながらも確実開けていくとはたいした男だ」
「……後のことを何も考えず、自分の立場を悪くする、男気溢れる素晴らしい作戦だった」
「それ遠回しにバカにしてない?それと、ヅラはさらっと恐ろしいことを言わないの!」
明久の癖になかなか鋭いことを指摘するのではないか。だが、確かに無謀なことをしていたがその無謀さが間違いとも言わないな
「さてと、それじゃ嬉し恥ずかしの戦後対談といくか?な、負け組代表?」
「……」
「本来なら設備を明け渡してもらいお前らに素敵な卓袱台をプレゼントするところだが特別に免除してやらんでもない」
「なん……だと!?!」
坂本の言葉にBクラスとFクラスのメンバーはざわつき始めた。BクラスはまだしもFクラスは目的を知っているはずだが……?
「皆のもの落ち着け。坂本が最初に目的いっていたの忘れてしまっているのか?」
「うむ、目的はAクラスを倒すことじゃ」
「条件はなんだ……いくらここまでしかけてここでなにもないと言うのはあり得ないだろ……」
「条件?それはお前だよ。負け組代表」
「お、俺だと?」
まさか自分がその条件に当てはまると思わなかったのか顔をあげていた
「今回の戦争で正直、お前は散々好き勝手やってもらったし、正直昨年から目障りだったんだよな」
「ぐっ」
「だが、そんな俺も優しさが残っていたみたいでな……。Aクラスに試召戦争の準備ができていると宣言して来い。そうすれば今回の設備の件は見逃してやるが、宣戦布告ではなく戦争の意志と準備があるだけ伝えるんだ」
「なっ、そんな条件でいいのか?」
坂本がそういうと、根本は驚いていた。だが、そんな優しく話を済ませるほど俺も坂本も優しくないぞ
「ヅラ!」
「ヅラではない、桂だ!!さぁ、Bクラスの皆さん!文月学園のルールでは、クラス別に行われるクラスとクラスの召喚獣を用いた戦いで、上位のクラスに勝てばそのクラスと設備を入れ替える事が可能ですよね!」
「まぁ、そうだが……」
「そんな話をして今さらどういう事?結局、私達の設備が変わると言うことを話したいのでしょ?」
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