ハーメルン
悪くねえ 大したもんだ ハルウララ
トレーナー兼工場長


「優等生!? えへへ……嬉しいな! わたし優等生なんだ!」

彼の皮肉たっぷりの言葉は、どうやら特殊な濾過フィルターに通されたらしい。その結果、綺麗な褒め言葉となって相手へと伝わった。

「ったく、調子狂うぜ……」

彼はただそれだけ言い放つと、その足を学園とは反対方向へ向けた。

「あれ、おじさん帰っちゃうの?」

「ああ、どうやら家に帰ってから吸わねえといけねえらしい。ま、どうせまた会う事になんだろ。じゃあな」

「ばいばーい!」

ハルウララは遠ざかっていく彼の背中を見送る。そして、それが見えなくなった頃になってやっと自分がすっぽかしたトレーニングの事を思い出し、慌ててグラウンドへと戻るのだった。

[9]前 [1]後書き 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:6/6

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析