ハーメルン
勇者スバルの大冒険 ~剣(ソーセージ)に愛されしアヒルよ、伝説となれ~
3羽


「……」


  ◇  ◇  ◇


 一ヶ月後。

「ねえスバル先輩、本当にご飯食べないと死んじゃいますよ? 今のスバル先輩はアヒルの姿だから絵的には問題ありませんが、さすがに水と草ばかりだとお腹壊しちゃいますよ。ねえスバル先輩、聞いてますか?」

「……」


  ◇  ◇  ◇


 半年後。

「なんで、なんでご飯を一口も食べてくれないんですか? スバル先輩、人間は草と水だけじゃ生きれないんですよ。契約書のことは、今はいいです。とにかくご飯だけでも食べてくださいスバル先輩」

「……」

「だから草は食べないでって! スバル先輩!」


  ◇  ◇  ◇


 一年後。

「スバル先輩、るしあよく考えてみたんです。やっぱり一人でこんなところに閉じ込められちゃうとネガティヴになってしまって、自棄になったり嫌なことばかり考えたりで食欲もなくなっちゃいますよね。だからるしあ、スバル先輩をここから出してあげることはできませんが、たまき君とジョゼフを連れてきました。さびしい時の話し相手にしてもらっていいですし、言いつけたことは大概実行しますから好きに使ってください」

「……」


  ◇  ◇  ◇


 三年後。

「ねええええ! ちょっとおおお! るしあがこんなに優しくしてあげてるのに、どうしてよおおお! 契約書にサインしなさいよおおお! ねええええ!」

「……」


  ◇  ◇  ◇


 五年後。

「ううう、スバル先輩。るしあが、るしあが悪かったです。ここから出してあげますし、アヒルの呪いを解く方法も教えるので、もうるしあのこと無視しないでくださいよお」

「……。シュバ」
(……。いいよ)

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