ハーメルン
牙狼〈GARO〉〜奏演〜
#6 幻想

〈???side〉

「(...なに...あれ...?)」

私の目の前には信じられない光景が広がっていた。
たまたま飲み物が飲みたくなった私は、コンビニに向かっていた。
そして、そのまま家に帰ろうとした時
喧嘩の様な声が聞こえて、それを見てしまったんだ。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

相手の中年男性は、顔が歪んでいた。
それを見た私は、早くここから立ち去らなきゃいけない。
逃げなきゃ
逃げなきゃ
逃げなきゃ
でもその中年男性は更に声を荒げ、異形の怪物に姿を変えた。

目の前の怪物が男の人に襲い掛かろうとした。
私は声を出そうにも、恐怖で動けなかったのだ。
その光景を見るまでは...

「ああ、いくぞ!」

私と同い年くらいの男の人は、剣を天に向け
円を描いた。

「...え?」

怪物の攻撃が弾かれたと思ったら
目の前には金色の鎧を着たさっきの人が剣を構えていた

「貴様の陰我、俺が断ち切る!」

そう言って、牙狼と呼ばれていた鎧の人は怪物の心臓らしき場所を貫いた。
怪物は苦しみながら消滅していた。

気がついたら鎧を着ていた男の人の姿は無く、
恐怖で動けなかった体はいつのまにか動けるようになっていた。

「黄金...騎士...」

今は、早く帰らないと...誰かに見られたらマズイ
そう思った私は、家に走って帰った。


「ただいま...。」
「おかえり、"蘭" 」

家に帰ると、お父さんが居間で待っていた。

「随分と遅かったじゃ無いか。なにかあったのか?」
「別に...何でも無いよ」

さっき見た事をお父さんに話す訳にはいけなかった
余計な心配をさせたくなかったから

「そうか、なんかあったらすぐに話すといい。少しは助けになるだろう」
「...ん」

いつも通りのお父さんを見て、心が落ち着いた気がした。
だけど、私はあの時の光景が忘れられない。

その日の私は一睡も出来なかった。
ただこの時の私は、思っても無かった。

これが、全ての始まりだと。

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〈遼牙side〉

「さて!遼牙、今日からいよいよ学生生活だぜ!」
「いや、テンション高くないか?」

朝起きた瞬間、ザルバはめちゃくちゃテンションが高かった

「俺は、人間の学ぶ場所に行くのは初めてでな!これでもかなり楽しみにしてるんだぜ!」
「まぁ、ホラーを狩る以外は基本的に学生って身分だしね。お互い楽しもうか。」
「だからって気は抜くつもりは無いぜ?学園にホラーがいる可能性だってあるんだからな?」
「まぁ確かにね。だけども、俺は変わらずホラーを狩るだけだよ」
「その意気だぜ!それより、学校に行く前に行けなかった所に行ってどういう場所があるかも確認しないとな!」
「ああ、まだ時間はたっぷりあるし、下見しに行こうか。」

支度が早かった事もあり、俺は街へ出かけた。
さて、転生してから久しぶりの学生生活

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