14話 原作開始 ロビン＆Mr.0視点
○月〇日
私はアラバスタに来ていた。
あれから2年。
私は21歳になった。
ということはゾロは19歳。
原作が開始されたことを意味する。
この2年で私は強くなった。
今なら新世界で一人旅も可能だろう。
だが、その前にぜひ麦わらの一味を見たい。
待つならやっぱここだろう。
前半の海の山場だ。
スモーカー大佐にも会ってみたいしね。
あとたしぎちゃん。
なんか私に似た見た目で年齢も一緒だから相当苦労しているらしい。
是非とも一度謝罪しないと。
なんせ私は今や次期大将候補筆頭だしね！
まあマスコミが勝手に言ってるだけで私は一生中将だって言われてるけど。
大将なんて天龍人のお守はご免だから逆にラッキーだけどね。
しかし、顔も隠さず上陸したからか、速攻ワニに監視されてるな。
というかこれはロビンか。
目だけが壁から咲いてる気配を感じる。
まあかかってくるなら来いって感じだ。
できれば原作通り動いて欲しいから、なるべく逃げるけど。
さてさて、どうなるか。
【ニコ・ロビン視点】
その日、組織に激震が走った。
元オフィサーエージェントにして、
当時のMr.1からMr.5までのコンビ10人を一瞬で蹴散らした剣士。
この2年で多くの高額賞金首を捕縛し、四皇幹部とも単独で小競り合いをする怪物。
民衆からの人気も海軍でトップクラスであり、次期大将との声も大きい。
海軍本部中将［刀鬼］くいな。
Mr.0は立場上敵対するわけにはいかないし、
あの一件のせいで組織は海軍に目を付けられている。
賞金の受け取りなどの業務に支障をきたしているのだ。
従って私が監視をして目的を探れという命令を受けた。
私の力は監視に向いている。
バレることは滅多にない、、、のだが、
なんかバレてないかしら？これ。
服を買ったり食事をしたり孤児院に寄付したり、
明らかにプライベートな行動をしながらも、私の［目］にチラチラと
目を向ける。
これは、分かっているぞというアピールなのか。
それとも間抜けなのか。
海軍本部中将ともあろう人間がそんなわけがない、
と思うけれど・・・
なぜかしら。少しポンコツな感じがするわ。
ちょうどいいことだし、監視がバレたと言って戻りましょう。
私だって海兵に見つかる訳にはいかないのは同じなのだし。
監視はミリオンズにでも任せましょう。
何も知らないから捕まっても問題ないことだし。
彼女には下手な実力者をおくるのは愚策な気がするわ。
恐らく組織を怪しく思っているのでしょうけど、もう遅い。
計画は一人の力で止められる段階を過ぎた。
そう決断し、私はその場を離れた。
事実、彼女は数カ月これといった行動を起こさなかった。
彼らが来るまでは。
【Mr.0視点】
2年前煮え湯を飲まされた奴が再びアラバスタに来たと報告があった。
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