ゆめ うつつ2
「ユート、お前の知識が必要だ」
俺は……ここは一体……そうだ、ここは野営地だ。
あの邪神と戦った時に使った前線拠点。
「ありがとう、こっちに来てくれ……中でヤメドが待ってる」
……? 俺は何も言っていない。それなのに勝手に話が進んでいる、それだけじゃない俺の体も勝手に動いている。
ここで俺は究極の違和感に気が付いた。
俺……浮いてる?
俺は浮いていた。俺は俺を見下ろしていた。どうして気付かなかった……? さっきの師匠との会話もこうして俺は見下ろしていて見ていたのに。
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