ハーメルン
真剣で居合ってカッコいい! 
五話 最も強き者

「……全部、最初っから、こうなることが分かってたんですか?」

「まぁな。伊達に長ぇ付き合いじゃないからな、お前が戦いそうな理由は、少しくらい見当もつくさ」

 だがそれは、鍋島としても最後まで取りたくなかった手段とも言える。他の生徒も刃と同じ、大事な子供達だ。それを捨て鉢に使うような事や、刃を精神的に揺さぶるやり方などしたくは無かったと、心の中で一人呟く。
 だが言い訳するつもりはないし、謝罪するつもりもない。そんな半端な覚悟なら、最初からこんな事をやろうとは思わない。埋め合わせは、しっかりするつもりでいた。

 すっかり不貞腐れてそっぽを向く刃の肩に手を置き、此方に振り向かせる。

「……なんですか?」

「そういじけるなよ、とっておきの朗報を伝えてやろうってんだからよ」

「?」

「いいから、ちょっと耳貸せ」

 東西交流戦。3日目の夜をもって、これにて終了。
 
 翌日。世界はとんでもないビッグニュースを二つも聞く事になる。

「──!?」

 それはまた、刃を退屈させることのない、刺激的な毎日へと誘うのであった。

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