ハーメルン
幻想魔札技録〜魔とカードの未来〜
第14話 心の闇

レミ「ええ………私も断片的にしか知らないのだけど………最近、まるで狂気に取り憑かれたかのような人達がこのウズクチョに現れだしたそうなの………」
U「………そうか。お前の所の弟のバカ王は何か対策を取ったのか?」
レミ「いえ………大して興味を持たず、特に対策は取っていないようよ。一応、兵に見回りをさせてはいるらしいけど………」
U「どうりで、最近この国の兵士をよく見かけるわけだ。」
レミ「でも、確かに被害は出ているの。噂によると、心の闇を持つ者に負けると、負けた人もまた、心の闇に囚われるとかなんとか………」
ミレル「そんな事って………!」
U「………いや、有り得るよ。まあ、心の闇が何なのか、その黒幕が誰なのかは勿論分からない。でも、分かるのは………敗北した事による絶望の心に心の闇が感染する………みたいな感じの事はあってもおかしくない。絶望も心の中の闇の一種の原因だからな………」
レミ「Uには、この事件の黒幕を突き止めてほしいの。無論、黒幕を倒したらどうなるかは分からないけど………貴方ならどうにかすると思って………貴方にこの依頼をさせてもらうわ。もし、心の闇について解決する事が出来たら、貴方の罪は不問になるように努力するわ。」
U「………罪滅ぼしになるかは分からないが………その依頼、勿論引き受けるよ。」
Uは、レミの依頼を引き受けた。
レミ「それともう1つ………U、しばらくの間、ミレルやメリル達の事を頼めるかしら?」
U「………それは全然構わないが………いいのか?」
レミ「そこの少年はまだ大丈夫かもしれないけど、ミレルやメリルが見つかると面倒くさい事になりかねないわ。それに………バレスには気をつけなさい。バレスは貴方の事を相当敵視してるはずだから………」
U「………分かってるよ。あのバカには二度と会いたくないけど………ただ、もし心の闇とアイツに関わりがあったなら、最悪、この国を敵に回しても動く………それだけは事前に認めてもらえないか?」
レミ「………分かったわ。それと、しばらく私は城の方で大人しくしているわ。バレスにこの事を悟られたくはないから。」
U「そうだな。そうしてもらえると助かる。ただ、もし何かしらの用があったならいつでも呼んでくれ。しばらくはウズクチョに滞在するつもりだから。」
Uはそう言うと、ミレル、メリル、カラの頭に触れ、髪の色を再び変色させる。
U「あ、この力についても伏せておいてもらえると助かる。」
レミ「………ええ、分かったわ。」
レミはUの申し出に頷く。
U「じゃあ、また機会があったら再会しよう。今日は、僕達のためにここまで赴いてくれてありがとう。」
レミ「別に………貴方には過去に助けられた借りがあるもの。それを返す為に、ここに来ただけよ?」
U「あはは………まあ、そうだと受け取っておくよ。」
Uはそう言うと、部屋の戸に触れ………
U「じゃあな、レミ。」
Uは優しげな表情を浮かべると、遥達と共にスイートルームを後にした………
U「(しかし………なんだろう、この胸騒ぎは………この心の闇についての依頼………なんだか、僕にとって最悪な事が起きそうな気がしてならない………)」
それと同時に、突然起きた胸騒ぎに心の中で首を傾げるUだった………
To be continued………

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