ハーメルン
だからアタシは鬼じゃねぇっつってんだろうが!?
アタシの生き方、アタシの生き様。


 さて、そんなアタシが今居る場所はとある農村の近くにある裏山だ。
 鬼狩りから逃げつつ情報収集をしている最中、どうも鬼の被害に遭い始めている雰囲気を感じたので鬼狩りの代わりに奴らを狩ろうと思い立ち、今しがた終えた所だ。

 鬼狩り……鬼殺隊の情報収集能力を侮っているわけじゃないが、どうしてもその性質上後手に回らざるをえないからな。
 恐らくアイツらがこの村の状況に気付くのはもっと被害が酷くなってからだったろう、うちのシャオ(オチビ)オラクル船団の管理統制を行っているすごいヤツ、二代目。みたいに先の事をある程度演算で予測出来りゃ先手を打てるが、そんな手段ねぇし。

 ま、ともかくコレで一件落着だ、今後ヨソから(クズ)が来ない限りは、若しくはこの村に頭無惨な鬼の首魁(ゴミクズ)が現れなければ、だがな。

 ちなみに今のアタシの格好は『ケンランバカマ紅』、PSO2の和装シリーズの一つだ。一応この世界の時代に合った服装をチョイスした。
 今は外していたが、日中は『自由惑星……なんちゃらベレー帽正式名称、自由惑星同盟軍ベレー帽。某英伝コラボアイテム。セキレイは興味の無い物の名前は基本うろ覚え。』を頭に被って角をどうにか誤魔化している。
 ぶっちゃけ他の手持ちの和装は『ヒメナギセイカイ紅いわゆる巫女服っぽいヤツ。』ぐらいしか無かったからな。

 まっ、現状を考えれば十分及第点だろ。

 ただ、服装は問題ない筈なんだが、結構視線が集中するんだよなぁ……髪色が明るめの青みがかったグレーに緋色と山吹色のオッドアイの時点でもうどうしようもねぇか。
 正直言うと普段任務中に着てた『アドミラマリーネ曜海軍提督っぽい衣装。』とか着たいトコだったんだけどな。

 ……この時代の軍やら警察やらに目を付けられるのはマジで面倒だからなぁ……我慢我慢。

「はぁ……メンドくさ……」

 あぁ、あの頃が懐かしい、服装にケチをつけられる心配もないどころか、周りのオモシロコーデで笑っていたり、ビシッとキメたコーデでクエストに行ったり……まぁ、それは()()()()()()()()()()()()()()だったんだが。

[9]前 [1]次 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:2/7

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析