不審な艦艇
ホテルに戻った二人は早速着替えて次の予定である釣りの道具と船などを借りるために近くの釣具店に向かった
「ふう、とりあえずよかった船も竿も借りられて」
と言って借りたジェットスキーを使って釣りをしていた二人は
近づいてくる一隻のクルーザーがいた
「ん?あれは・・・」
「あ、昨日の子だ!」
と言って近づいてくるクルーザーに乗っている人を見て昨日自分を助けてくれた人だと言った
「あ、あなたは!」
「ん?深雪さん、あの人を知っているの?」
と言って隣にいる少し痩せた様子の美しい女性が言うと
「はい、昨日私たちのことを助けてくれた・・・」
「成程、そういう事なのね。昨日はこの子の事ありがとう」
と言ってお辞儀をすると
「い、いえいえ・・・わ、私達は・・・た、たまたま近くに居ただけで・・・」
とあたふたした様子で返事をすると
「ふふ、面白い人ね」
と言って船にいた面々を紹介した
「よかったらこの子達を紹介するわ、まずこの子は私の子の司波深雪」
「よ、よろしくお願いします」
「それでこの子が私のボディーガードの櫻井穂波」
「よろしくお願いします」
「最後に深雪のガーディアンをしている司波達也」
「・・・よろしくお願いします」
と言って各々紹介をしてくれた
「じゃあ、私の名前は神木 凛で此方は弟の・・・」
「神木 弘樹です、よろしくお願いします」
と言って凛達も自己紹介をした
「ええ、此方こそよろしく」
と言っていると凛の持っていた竿に反応があった
「お!キタキタ!」
と言って勢いよくリールを回していると一匹の魚釣れた
「お、やったー!クロダイだ!」
と言って一匹の大きな魚を釣った
「おー、これはなかなかの大物じゃねえかこれは刺身にしたら美味そうだな」
と言ってクルーザーの船長が言うとクルーザーに乗っていた副長が報告をした
「艦長・・ソナーに怪しい影が・・・」
と言って艦長がソナーを見ると血相を変えてマイクを取り出し
「緊急連絡!緊急連絡!伊江島南南東に置いて所属不明の潜水艦を発見!」
「なんですって!」
「「え!?」」
釣った黒鯛をクーラーボックスにしまっていた凛達も驚いた
「どうして潜水艦が!?」
「くそ!無線が繋がらねえ!」
「港に引き返すぞ!」
と言って勢いよくクルーザーを回すと潜水艦は警告なしに魚雷を発射した
「くそ!警告なしかよ!ヒロ!」
「OK姉様!」
と言って持ち込んでいた拳銃型CADを海面に打つと発射された魚雷は海中に沈んでいった
「さてと・・・とりあえず魚雷は撃ち落とせたな」
「ええ、その様ね」
と言ってこの後はクルーザーと別れてもう少しだけ釣りを楽しんでから近く食堂に釣った魚を持ち込んで刺身にして貰って夕食を楽しんだ
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