共通した趣味
基地を散策していた凛達は深雪と合流し、一緒に歩いていると深雪から聞かれたことに凛は
「自分に課せられた使命を嫌がらずに遂行するその心意気に」
と言って深雪が驚いた表情で見ていた
「兄が怖くないんですか」
「ええ、だってあんなにも嬉しそうな表情をした弘樹を見てそう思う?」
と言って深雪が弘樹の方を見ると確かに喜んだ様子の弘樹がいた
「姉として、弟のあんな様子を見て私も嬉しくなっちゃったわ・・・」
そう言って凛は深雪と同じように弘樹の方を見た
凛が深雪と話している頃、弘樹と達也はCADとの話で盛り上がっていた
「成程、CADのここは確かに無駄な部分だな・・盲点だった・・」
「そうでしょ、だから僕はここを取ったほうがいいと思ってやってみたらちょうど良かったのよ」
これ程までに話が盛り上がった理由としては、先ず初めに弘樹の持っていたCADに興味を持った達也が聞いて、弘樹が淡々と答えると達也が納得した顔で、そして興味津々に弘樹の持っていたCADを見て色々と話し合っていた
そんな様子を見て深雪は
「あんなに嬉しそうな兄は初めて見ました・・・貢さんの時でもあんな顔はしなかったのに・・・」
と言って達也の表情を見てうらましそうに見ていた
「私も弘樹のあんな顔は久々に見たわ・・・」
と言って嬉しそうに見ていた内心
『同じような趣味があったとはね・・・意外だったわ・・・』
と驚いていた
その後も色々と深雪といろいろな話をしていると深雪が
「凛さん・・・私達・・・お友達になれるかしら・・・」
と言うと凛は少し驚きながらも
「ええ、今から私達お友達になりましょ!」
と言って指切して
「これで友達ね“深雪”」
「ええ、そうね“凛”」
とお互い名前呼びで呼び合って一緒に微笑んでその日は別れた
次の日、テレビをつけると第一報で入ったニュースが国防軍の警備艦が潜水艦艦隊によって沈没したと言うニュースであった
「やはりここを攻めてきたか」
「そうですね、お姉様・・・」
と言ってニュースを見ながら急いで荷物を片付けていると部屋のノックが鳴った
「すみません、私です、桧垣ジョセフ大尉であります。2人を迎えに上がるよう言われました」
と言ってジョセフが部屋まで迎えに来てそのまま車に乗り込むと先に深雪達がいた
「あれ?深雪?」
「あ、凛!」
と言ってお互い名前呼びしていることに気づいた深夜が理由を聞いて納得すると少し微笑んでいた、道中穂波が状況を聞くとジョセフは
「国防軍は現在、敵潜水艦隊と交戦中、敵軍の詳細はわかりませんが奇襲を水際で防ぐことはできています」
「陸上で戦闘は起こっていませんか?」
「おそらくは・・・しかしゲリラなどの可能性もあります。皆さんは基地に着き次第直ぐにシェルターに避難してください」
と言って基地に着くと早速シェルターに避難した凛達と深雪達はシェルターで待たされた
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