ハーメルン
白玉楼での出来事
白玉楼

カタンカタンとリズム良く揺れる。
私はバスの中で音楽を聞いている
今何処に向かっているかというととある屋敷だ。
近くの通っている高校で言われた話だ。

曰く、亡霊が出る。

曰く、辻斬りが出る。

…曰く、亡霊に魅入られると魂であっても逃げれない

私はいじめられっ子だ。
アイツらがこの話をし始めた時、私は終わったと
本能的に感じてしまったのだ。
私は絶対にそれを話題に出すなと思ったが
アイツらは話題に出した。
私は忘れない。
バスの運転手と2人きりの空間で思い出す。







──────────
私は最後の授業が終わった後、終活の準備をしていた
その時にアイツらの声が聞こえたのだ。
小声で話していたが、筒抜けだった。
「…なあの館知っているだろう?」
「あの館ってなんだよ」
「知らないのか?西行寺邸だよ。」
「そんな某野獣邸みたいな…どんな所だっけ」
「えーとなインターネットで検索すれば出るぜ」
「おー!本当に出るやん」
この高校は寮があるからスマホの持ち込みはOKだ
だからといって目立つようにやるのはあまり
よろしく無い。教育委員会から目をつけられる
だが、こいつらはお構い無しだ。
そんな事を考えているうちに話は続く
「このスレでも有名なんだ。」
「成程…『透明な亡霊、現る!』って嘘くせぇ」
「だがな、こいつはこんな写真を出したんだ」
「んん?うわ!本物やん!」
「モブキャップに水色っぽい着物。それに桜の様な
 桃色の髪の毛…!」
「これで生きていたら良かったんだけどなー」
「え?死んでんのこれ?」
「ほら…足をよく見ろよ…」
「半透明!?マジかよww」
亡霊…ってやつかな。私は直感的にそう思った
私は妖怪やらのオカルトが大好きだ。
人間にはなし得ない所業を意図も簡単に…
そこにシビれる憧れるのだ。
…ちなみに私が最初からオカルトが好きだった訳では
ないのだ。原因は私が霊力を持っていること。
その所為で曰く付きの場所に行けば怨念がいるかいないかの二択だ
この他にも不可解な現象には大体何かが関わっている…
しかも映像であろうと出てくるのだ。もうホラー系統はあまり見たくない。
「おいお前、終学活終わったら来い」
「終活を始めるぞー」
私は席に着いた。アイツらの一人がこちらを見ていた









「さてお前には西行寺邸に行ってもらう」
「えぇ…」
私は声に出すレベルに困惑した。睨まれた。
こいつら頭おかしいよ、何をどうしたら私が行くんだよ
仕方がない。取り敢えず要件は聞いておこう
「扇子を取ってきてもらうぞ!」
扇子?私は思わず聞き返してしまった。
そんなものが欲しいってコレクターか?
それとも平安の貴族になりたいのか?
まぁイキりたいというだけだろうな…
俺は西行寺邸で扇子を見つけてきたぜ〜ってか
んなもんインターネットで買えばええやろがい
私は心の中で悪態をついた…まぁインターネットで
買ってしまえばいいだろう。
「おっと、ちゃんと証拠として写真を撮ってもらうからな?」

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