ハーメルン
フロムゲーを梯子転生したら元の一般人にもど…れませんでした
第8話 狩人の矜持 後編その2
更地となった住宅街の中心で獣と狩人が相対する
「■■■_________―――――――――――――――――!!」
ビルの様な巨体を持ち、大気を震わせる巨大な咆哮を轟かせ狩人…彼へと聖職者の獣は自身の最大の武器であるその剛腕を振るう
「…」
それに対し彼は聖職者の獣の間合いを瞬時に理解し、軽やかなステップで放たれた横薙ぎのスイングの、その、間合いの内側に踏み込み、そこから獣の胴体へと更に深く足を踏み込むと片手持ちにした槍を突き出す。が、その槍先は獣や堅牢な皮膚により塞がれてしまう
「チ!?」
彼の腕にコンクリの壁にでも槍を叩きつけたかのような衝撃が走る。たまらず兜の中で苦痛に顔を歪める彼に対し、獣は剛腕に比べ明らかに貧弱な骨と皮しか見受けられない…しかし狩人たる彼よりも太い腕を振り上げ、彼を頭上から押しつぶそうと開いた掌をたたきつける
「チッ!?」
咄嗟に竜狩りの槍を捨てて獣が腕を振り上げたことで空いた左側へと体を滑り込ませるように飛び込み攻撃を回避し、両手で地面をしっかりとつかむように飛び込んだ勢いをコントロールするとそのまま前転で勢いを殺し、流れるように立ち上がると追撃で振るわれた細腕の一撃を避けるため前方にステップを踏んで逃げると獣の後方へと大きく回り込むように走りながら再び竜狩りの槍を出現させる
「■■ッッッ!!」
それに対し獣は両足に力を込めて勢いよくジャンプし、空中で彼へと向き直るとそのまま彼をその巨体でプレスしようと頭上に落下する
「上等ッ!」
それに対し彼は不敵に笑うと両手に槍を構え、その槍先を獣へと向け、落ちて来るのを待ち構える。そしてタイミングを見計らって槍先を上にして槍を地面に突き刺すと、そのままそれを足場に跳躍する
「■!」
獣は咄嗟に彼を叩き落とそうと剛腕を振るうが空中で突然屈んだ彼が
ま
(
・
)
る
(
・
)
で
(
・
)
地
(
・
)
面
(
・
)
を
(
・
)
踏
(
・
)
み
(
・
)
し
(
・
)
め
(
・
)
る
(
・
)
よ
(
・
)
う
(
・
)
に
(
・
)
も
(
・
)
う
(
・
)
一
(
・
)
度
(
・
)
ジ
(
・
)
ャ
(
・
)
ン
(
・
)
プ
(
・
)
し
(
・
)
て
(
・
)
加
(
・
)
速
(
・
)
す
(
・
)
る
(
・
)
ことで獣の振り上げたその腕が動き出した頃には既に彼はるか上空にまで飛翔し、獣とのすれ違いざまに左頬から左目、額までをクラーグの魔剣で切り裂く
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