第一話 邪王真眼 降臨
宮益坂女子学園 高等部の一年生の女の子、富樫夢葉、
一言言って、彼女は、重度の邪気眼中二病患者だった。
「フッフッフッ…我こそは、邪王真眼の使い手…
ブリュンヒルデ二世!ハーハッハッハッハー!」
と、入学式の時、堂々と人前で、夢葉は、
そう言うのだった。
「さて…わらわのクラスは…っと…」
夢葉の出席番号とクラスは、
1年B組 出席番号15番だった。
「行くとするか」
と、夢葉は、自分のクラスである、
B組の中へと入っていくのだった。
担任の先生が第一声を放った。
「みなさん!宮益坂女子学園高等部
1年B組へ、ようこそ!皆さんは、今日から高校生です!
充実とした一年が送れるように、
みなさんで、自己紹介をしてみましょう!」
「鳳えむです!よろしくお願いしますっ!」
そして、自分の出番になり…
「クックックッ…わらわは、富樫夢葉!
しかと、覚えよ!」
決まった!っと、ドヤ顔をして、周囲をざわつかせた。
「望月穂波です!よろしくお願いします!」
と、B組のクラスメイト、計25人の自己紹介が終わるのだった。
入学式が終わり、帰路に立とうとすると、
クラスメイトの、鳳えむちゃんに、話しかけられた。
「あっ!面白い女の子だ!
たしか…夢葉ちゃん?」
「わらわに何か用かしら?」
「えっとね…お友達になりたいです!
どうしたら、なれますか?」
「そうね…条件があるわ」
「…条件!?」
「わらわと契約を結ぶには、
貴女が、瞳の持ち主か、確かめてもううわ!」
「ひとみの…持ち主…?」
「えぇ、そなたが、わらわの魂と共鳴できるか、
しばらく、観察するわ」
「えーと、よくわからないけど…
よろしくお願いしまーす!」
「えぇ、貴女が、わらわと契約を結べるか、
確かめてもらうわ!」
こうして、夢葉は、えむと知り合うようになった。
それから、一週間後、夢葉の噂は、
瞬く間に、広がりつつあった。
この、宮益坂女子学園高等部中へと…
えむは、穂波に、夢葉の事を話すのだった。
「それでね!それでね!
もう、すっごく変な女の子でね!
魔法や魔術が使えそうな、クラスメイトなの!」
「アハハ…そ、そうなんだね…」
「フッフッフッ…ごきげんよう」
そこへ、夢葉が、やって来た。
「あっ、変わった女の子だ!」
「この子が、夢葉ちゃん?」
「うんっ!この子はね、魔法や魔術が使えるの!」
「普段から、そんなこと、言っていたような…」
「そなたが、瞳の持ち主で、魔眼の盟約を結べれるか、
確かめてもらうよ!」
「どうしたら、結ぶことが出来ますか?」
「えむちゃん…そういう問題じゃないと思うけどな…」
「フッフッフッ、期待しているわ、ハーハッハッハー」
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