転生!
「私もやってみよー」
<エクストラスキル『魔力感知』を獲得>
【見える!見える!見えるぞー!!あっそうだ。やっぱ俺スライムだ。え…どぇえええ!!!!ドラゴン?!】
辺りをみていたのか、可哀想に
「では、もう一度自己紹介しよう。」
【「は、はい」】
「我が名は暴風竜 ヴェルドラこの世に四体のみ存在する竜種の一体である。ふふふっふはははは!!
おい、約束は覚えているな。」
【も、勿論すよ!怯えてなんかいません!じゃあまた話に来ますので】
「こら逃げないの、そういえばヴェルドラさんはここに?」
「よくぞ、聞いてくれた。300年前ちょっとうっかり1つ町を廃にしちゃってな。」
【いやうっかりの範疇超えてるだろ】
ありがとうスライムさん、私の心の声を代弁してくれて
「そんな我を討伐に来たものがいた。ちょびっと相手を嘗めてたのは間違いない。それでも途中から本気を出したのだがな…負けてしまったな。」
「ヴェルドラさん、凄い強そうなのに相手はそんなに強かったんですか?」
「あぁ、強かったよ、加護を受けた者を勇者と呼ばれる存在だ。」
人間の勇者…まるでゲームみたい
「ユニークスキル『絶対切断』で我を圧倒!!そして『無限牢獄』で我を封印したのだ。」
「その光っているのが無限牢獄なの?」
「あぁその勇者は自分のことを〔召喚者〕と言っていたな。」
【異世界人とは違うのですか?】
「30人以上の魔法使いで何日もかけて儀式を行い。異世界から呼び出すんだ。」
「強力な兵器としての役割も期待されている」
「兵器?」
「召喚主のな、召喚者は召喚主に逆らえないように。魂に呪いを刻まれる。」
「なんじゃそりゃ、酷い話!」
「酷いか…元の世界ではどうだったかは知らんが、この世界は弱肉強食こそが絶対なる真理だ。」
【そっか、んでその勇者に封印されてそれからずっとここで?】
「そういうことだ。もう、暇で暇で」
【じゃあ俺達と友達にならないか?】
「ん?何だと?!スライムと音魔人の分際で暴風竜と恐れられるこの我と友達だと!!」
【嫌なら良いんだけど。】
「私も貴方と仲良くなりたいです!この世界でのことを教えてくれた恩です!あっ、勿論無理強いじゃありませんよ。」
「ば、馬鹿!誰も嫌だと言っては居らぬだろうが」
「え?そう?じゃあどうする?」
「そうだな、どうしてもって言うなら、考えてやっても良いんだからね。」
ツンデレか?!
「うん!どうしても!だ。決定な嫌なら絶交二度と来ない。」
「私も!!」
「し、し、仕方ないな。お前達の友達になってやるわ感謝せよ!」
「素直じゃないねー。じゃよろしく。」
「あぁ」
【で、どうする?】
「ん?」
【勇者が掛けた無限牢獄の封印友達が300年も封印されてしまうなんて可哀想だからな。】
「確かに効果が切れるってことはなんか無さそうだしね」
「お前達…」
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