ハーメルン
仮面ライダームラサメ
第十八頁[優雅なる赤薔薇、華麗なる紫薔薇]


「ボーッとしてる場合じゃないぜ?」
「そうでしたね、急いでアダンたちの後を追わないと……!」
「いや、そっちは必要ねぇ。ムラサメを迎えに行くぞ」
「へ?」

 キョトンとして首を傾げるブリューナク。
 瞬間、船内が大きく揺れ動き、自分たちの立つ床のさらに下から大きな水音が聞こえる。
 よくよく周囲を見渡してみれば、床も壁も天井も穴だらけだ。先程ユーダリルが、光の矢でジャグラーに攻撃を防がれてしまった時に空いたのだろう。
 そこで彼女は気付いた。ユーダリルの狙いは、船に穴を開けてアダンやオークション会場ごと海に沈める事だったのだと。

「な、な……何をやってるんですかぁーっ!?」

 怒りの声を上げ、ブリューナクは大急ぎで彼と共に反転し、ムラサメの元へと急ぐ。
 ユーダリルのホルダーには、まだ英雄の髄液の入った小瓶がぶら下がっていた。

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