ハーメルン
生徒会長が栞子なのは間違っている?
第十幕「変態しおにゃん」

「ウフフ、もう逃げられませんよ、蝶さん。貴方の宝物(童貞)はここで頂きます……」
「おい、落ち着け、いいか栞子。素数っていう最高のものを数えれば世界も俺の貞操も救われるんだ。というか宝物(ジュエル)と発音しておいてなんか別の意味が複まさってたんだが気のせいか?」
「嫌です、気のせいです。頂きます」
「待て」
「にゃー」
「猫るな」
「しおにゃんだにゃん」
「可愛いかよ」
「ご主人様に生えてるヤシの木一本実が二つを食べたいにゃん」
「ボディービルダーの掛け声みたいに言うな。そして全栞子ファンに謝れ」

 こんな事になったのは数時間前だ。

 ☆

「お邪魔しまーす!」
「え? スッゲェ堂々と入ったんだけど。もっと清楚な感じで入るって思ったんだけど何そのテンション」
「だって蝶さんの家ですよ!? 蝶家ですよ! 興奮しない訳ないじゃ無いですか!」
「いや、門城家だから。って言うか俺の家一般庶民の家だから。なんも無いから」
「蝶さんのエロ本探しましょう! あ! ベッドダイブしたいです!」
「落ち着け八重歯」

 何故こんなに栞子が楽しそうなのかと言うと、今日は初めて俺が栞子を家に誘ったからだ。いつも外でご飯を食べるのもいいが、金銭的問題(俺の)があるので家にしようと提案した所、犬かお前はというほど、栞子のはしゃぎっぷりがヤバいのだ。

「大体俺の家なんて来ても大したもんないだろ?」
「……ウフフ、それはどうですかね?」
「あ? なんか言った……っ!?」

 俺が栞子に近づいた瞬間栞子がこちらを向いて俺の胸を両手で押した。バランスを崩した俺はベッドになだれこみ、栞子に押し倒される羽目になったのだ。

 ☆

 ……何が数時間前だ! 一時間も経ってねぇ! 寧ろ分速じゃねぇか! そんな事を考えながら俺はこの状況をどうにかする為に説得をする。

「栞子、俺だって手荒な真似はしたくない。落ち着け」
「蝶さんの童貞……ウフフフフフフフフフフ!」
「ダメだこいつ話聞いてねぇ!? おい栞子お前はいいのか!? こんな馬の骨とも分からん俺と致したなら三船家が泣くぞ!」
「三船家とかどうでもいいんです。私はどんな事があっても、貴方が欲しい。貴方がいないと、今の私は無かったんです。さぁ、大人しく襲われて下さい。貴方の肉棒を私の肉壺に収めた暁にはすもももももも実ります」
「お前また変な漫画読んだだろ!? せつ菜あの野郎!」
「今は私だけを見て下さい。この私の綺麗な眼は貴方を見てます」
「めっちゃ濁ってんですけど!? マジでザリガニの住処だろお前の目の中!」
「さぁて、ご開帳!」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!」

 俺がそう叫んだ瞬間

 ガシャーン!! 

「「!?」」

 大きな物音がした瞬間、俺と栞子は驚いてお互いに抱きしめあった。少しして俺が原因を目で追うと、机の上の写真立てが落ちていた。

「……なんだよ写真立てか、栞子離れてくれ」
「……はい」

 ムードを壊されたためか渋々俺から離れる栞子。俺は起き上がりその写真を拾った。そんな俺の写真を後ろから覗き込み栞子は聞く。

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