ハーメルン
スネイプ家の双子
09 組み分け!

「勿論!ソフィアが望む限り寮を抜け出すさ!」


目の前で校則を破る行為の約束が交わされていたが、今口を挟めばきっとまたこの少女は泣き喚く事だろう、そう考えマクゴナガルは何も聞こえなかったふりをした。


「いつだって…そばにいると、思ってたの」
「心ではいつもソフィアを思っているよ、…ソフィア、君もそうでしょ?」 

赤くなった目元を優しく撫でれば、ソフィアは小さく頷いた。 


「さあ、グリフィンドールに行けるね?」


そっとソフィアの手を取り立たせると、ソフィアはルイスにしがみつくようにしていたが、名残惜しそうにルイスの頬にキスを落とした後、何度も振り返りながらとぼとぼと肩を落としてグリフィンドール生が待つ机へ向かった。
温かい拍手の代わりに、誰もが悲しげなソフィアを慰めた。

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