第八話 アメリカ遠征編(大西洋攻防戦)
1月5日
ワシントンD.C.遠洋日本海軍基地東アメリカ支部
東矢「ふわぁ・・・」
雫「っ、おはようございます。東矢さん」
東矢「咲凪か・・・おはよ。早いな」
雫「早いと言っても・・・もう7時ですよ?5時には起きれるようにしないと・・・」
東矢「・・・あ、ああ。しかし、アメリカに来たのはいいんだが・・・」
雫「ここまでアメリカが押されていたとは・・・、昨日出撃した第176航空打撃艦隊と第64輸送船団も空母ボストン他40隻が撃沈されたそうです」
東矢「ボストンもか・・・。あと残ってるのはたしか・・・」
雫「東海岸艦隊戦力は空母アラスカの第61航空打撃艦隊、空母アリゾナの第34航空打撃艦隊、水雷戦隊5個、潜水艦隊2個、輸送船団6個、以上です」
東矢「だいぶ減ったな・・・」
雫「6割は・・・減っています・・・」
東矢「・・・さてと、原因はなんなのか・・・」
雫「さあ・・・」
康太郎「あ、ここにいましたか」
東矢「おはよう。どうした?」
康太郎「ここの司令官が咲凪さんを呼んでました。まあ、まともに英語話せるのが咲凪さんだけですけどね・・・」
雫「そ、そうだね・・・、じゃあ、ちょっと行ってくる」
東矢「ああ、頼む」
2時間後
雫「戻りました~」
東矢「お疲れ。それでなんだって?」
雫「全員を集めて説明します。集めてくれます?」
東矢「ああ、分かった」
それから1時間後に主なメンバーが会議室に集まった。
東矢「咲凪、全員集まったぞ」
雫「では、これより説明します。まず、今回の私達の任務は、ドイツ占領地のシーネスにあるミサイル基地の破壊と、英国政府を説得して民間人を英国本土から脱出させることです」
東矢「次々に艦隊がやられた理由はそのミサイル基地にあったのか?」
雫「はい。アメリカ情報部によりますと、そのミサイル基地から核弾頭装備のミサイルを飛ばして艦隊に大打撃を与えていると言うことです。すでにスパイがその証拠を掴んでいますのでまず間違いないです」
幸谷「迎撃はできないのか?」
雫「数が多く全ては・・・」
春奈「ハッキングとかで無力化はできないの?」
雫「すでにやったそうですが強力なセキリュティで突破ができないそうです」
康太郎「工作員による破壊工作は?」
雫「何度か行ったそうですが全て失敗しています」
幸谷「さすがに重要拠点だから警備が厳重なんだろうな」
東矢「そしてもう一つのやつも気になるな」
雫「英国ですか?」
東矢「ああ。そんなに危機的状況なのか?」
雫「・・・はい。すでに制海権は取られ、艦艇はほとんど沈められ、制空権もいつまで持つかどうかのことです。各家庭には拳銃とライフル、火炎瓶を支給して本土決戦の備えを始めているようです」
康太郎「銃だけで勝てるわけないのに・・・」
春奈「ないよりはましでしょうね・・・」
東矢「じゃあ、早く行かないとな。これは我々だけか?」
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