第八話 地上最強にして痴情最狂の変態
side 善逸
最悪だよ………
「ヒョッヒョッヒョッ。私は玉壺と申す者。上弦の伍でありますよぉぉ!」
なんでこんな時に上弦が来るんだよ………
「………ちんこ?」
「チンコではない‼︎玉壺だ‼︎」
なんでこんな時に悠長なんだよ、出汁介は………
「だがそれもよし‼︎」
よくねえだろ。あだ名チンコだぞ。
「それにしても………皆さん、私の美しい姿に見惚れてしまったかな?」
見惚れねえよ。なんだよ魚なのかウツボなのか分かんねえ姿しやがって。目と口逆だし。
「それはこっちの台詞だ。」
それも違えよ。お前のチンコに惚れる奴居たらビビるわ。
とにかく、この状況をなんとかしないと………。チュン太郎は柱を呼びに行ってるから、今はここに居ない。助けを呼ぼうにも、呼べないのだ。
「ところで、その壺いいな。」
「なんと、貴方は芸術が分かるのですね‼︎」
とりあえず、コイツに時間を稼いでもらうか…………
「おちんちんにハメて擦るのに丁度いい。」
「このクソおじがぁぁぁぁぁ‼︎私の壺を馬鹿にしおってぇぇぇ‼︎」
「俺は16歳だ。おじさんと呼ぶには早い。」
「嘘つけぇぇぇぇぇ‼︎」
ダメじゃん‼︎相手キレちゃったよ‼︎全くもう、これじゃあすぐ死ぬじゃん‼︎
「あぁぁぁぁぁぁ‼︎俺の人生ここまでだぁぁぁぁぁぁぁ‼︎禰豆子ちゃんとイチャイチャしたかったのにぃぃぃぃぃ‼︎」
もう大声で喚くしかないよぉぉぉぉぉ‼︎
「善逸、お前はそれでいいのか?」
「えっ…………?」
コイツは何を言ってんだ?
「このままだと、俺たちは童貞のまま死ぬんだぞ?」
な、なんだと⁉︎
「せめて死ぬなら、エッチを味わいたくないか?」
童貞のまま死ぬ。それだけはダメだ‼︎今まで来たるべき状況に備えて、散々妄想してきたんだ。それを絵に描いた餅で終わらせたくない‼︎
「ああ、そうだな。俺は禰豆子ちゃんとヤるまで死ねない。」
「その意気だ、善逸。一緒に卒業するぞ‼︎」
「おう‼︎」
刀を構え、敵を真剣に見つめる。卒業するのは人生じゃない‼︎童貞だ‼︎
「「雷(珍)の呼吸 壱の型 霹靂(魔羅)一閃」」
2人息を合わせて突撃。それも2つの方向から‼︎
「血鬼術 蛸壺地獄‼︎」
くそっ、相手がデッカいタコで防いできやがった‼︎流石に一筋縄ではいかないか‼︎
「くそっ、斬れない‼︎」
弾力がありすぎて、刀が上手く入らない‼︎
「わ、私も頑張る‼︎」
幼女ちゃんも手伝ってくれた。糸でその場の木を一気に斬り、それを操って振り回してる。
「皆さん、遅いですねぇ‼︎」
くそっ、声が後ろからした‼︎動きが早すぎる‼︎
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