ハーメルン
ランボー / 怒りのメスガキわからせ
後輩の方が、よっぽど馴染んでるよ。





「……わかってます。私に()()()()()をする気でしょう?
 悪人への制裁として」

 あの戦いが終わり、二人の感動的(?)な抱擁シーンから、すぐ後のこと。

「いいの! 仰らないで下さいまし! カリーナは知っているのですっ!
 この浮浪者めいた汚いおじさまに、無理やり私を凌辱させる気ですね!?
 くっ……なんて酷いことを考えるの!? この悪魔め!」キッ!

 いまランボー達の眼前には、あたかも「来ないでよ! この人でなし! えっち!」とばかりに、こちらを睨み付けながらジリジリと後ずさりするカリーナちゃんの姿があった。
 だが後ずさりはポーズだけで、むしろグイグイとランボーにプレッシャーをかけている始末。

「いくら私が犯罪者(わるい子)でも、して良い事と悪い事があるでしょうに!
 それが正義のバッジを付けた保安官のする事ですかっ! それでも人間ですかっ!!」

「巨乳&ドスケベ眼帯ピキニとはいえ、私はまだEight years old( 8才なのです )(ええ声)
 それなのに……それなのに! 住所不定無職のおっさんをけし掛けるだなんて!
 未熟な果実を思わせるような、美しくも幼いこの身体に、忌まわしい劣等遺伝子をドピュドピュ注ぎ込もうだなんて! 何度も何度もしようだなんて!」

「あぁ! 何という事でしょう!? Fucking bullshit( バカげているッ )!!!!
 無理やりちんぽされ、泣き叫ぶ姿を私を見てニヤニヤしようと言うのね!?
 そんな事をして喜ぶか、変態どもが!」ペッ!

 あぁいやらしい、いやらしい。鬼畜の所業です。そうプルプル首を振るカリーナちゃん。
 ちなみにメスガキのポリスの4名は、ただただ彼女を見ながら ( ゚д゚)ポカーン って顔をしている。
 事の決着がついたので、一応は公務執行妨害および森への不法侵入罪などで、彼女をやんわり連行しようとしたのだが……その途端にこの有様だ。

 一体この子は、何を言っているのか?
 それはこの場の誰にも分からない。

「しかし侮るなかれ、私もメスガキの末席たる女。屈するものかっ!!
 ではランボー様、こちらへ♡ どうぞどうぞ♡」クイクイ

[9]前話 [1]次 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:1/12

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析