ハーメルン
深淵卿……?いいえエルデの王です
まさかの伏兵 一体いつからハジメだけTSだと錯覚していた?

「……」
「……へぇ……これはどういうことかな?遠藤君?」

(あぁ……誰か助けて……)

――月曜日

俺はいつものように学校に行ってクラスに入っていつものように雫(名前で呼べって言われた)が俺に嬉しそうに抱き着いてきたと思ったら
突然聞き覚えのある声が聞こえてきた

『……へぇ、雫ちゃんに遠藤君……そういう関係だったんだ……』
『……香織ちゃん。何の用……?』
(あっ、やべ)

隣のクラスから白崎香織がハイライトを消しながらやってきて、互いに威圧し始めた。

俺は一先ず放課後に話そうと提案した。

『ふーん……遠藤君がそういうならそうするけど……逃ゲナイヨネ?』
『……勿論』
『浩介君これはどういうことかな?説明シテクレルヨネ?』
『……後で必ず説明するので……今は勘弁を……』

生きた心地がしない一日を過ごした俺は放課後に学校の屋上に行った。そこには既に白崎さんと雫が睨み合っていた
……俺ここに入りたくない……帰りたいなり……

「あっ、来たね!()()浩介君♡」
「……何言っているのかしら?雫ちゃん。()()()
「あーもう滅茶苦茶だよ(諦観)」

それからまた睨み合ったため、俺が二人にそれぞれであった経緯を話していった。……もう帰りたくなってきた。

……このまま一人でトータス行って、『彗星アズールや滅びの流星ぶっぱ大作戦』や『トータスを朱い腐敗塗れにしてやろうぜ大作戦』等々の思いついた作戦を実行したくなってきた……
異物もそうだが、邪魔になるであろうエヒトは『死のルーン』の力があればぶち殺せるだろう……
ワンチャン、自分一人で忍び込んで殺しに行くか……?


等と現実逃避している俺だが、何やら二人で話し合っているみたいだ。
恐らく碌な内容じゃないだろう。だって『共有』とか『監禁』とか物騒な単語が聞こえるんだよなぁ……

俺の人権はどこ?って思ったのは仕方ないことだろう
……そうだと言ってくれ……(切実)


「「浩介/遠藤君」」
「はい(諦め)」

二人揃って俺の横を固めた。嫌な予感が的中したか……

「……今は浩介君の言う通りに待つけど」
「でもいつかは必ず」
「「選んでね?」」

……取り敢えず目下の脅威は去った!ヨシ!(現場猫)



まぁここまでいっておいてなんだけど、この世界の使命を果たしたらラニ様の元に戻っちゃうんだけどね……

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