特殊兵器郡
・<120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲>
[元ネタ] エースコンバットのストーンヘンジ
通称『ストーンヘンジ』と呼ばれているこの超兵器は超大型化した高射砲のような見た目をしておりそれが一つの基地に円形状に計八基設置されておりその見た目がイギリスにある遺跡のストーンヘンジに似ていることからそう呼ばれている。
この超兵器が開発された理由は第一内惑星戦争における火星軍が行った小惑星を地球に落とす戦術、『隕石落とし』に対抗すべく停戦期間中に開発され、ロシア管区内の計三か所の地点に、ユーラシア大陸の大半と日本・イギリスの防空を担うべく建造された。
この砲を装備する基地は円形に広がるコンクリートパネル内に計八基の旋回式砲塔が円状に設置されその周囲を制御施設やシェルターで覆われている。
メインの120cm主砲の発射形式はまず火薬式で砲弾を初期加速した後に電磁誘導でさらに加速させるハイブリット方式のレールガンだ。
その砲弾初速は毎秒6キロ、時速にして21600キロを有し、第一宇宙速度に達するほどの速さを誇っている。
射程は一つの基地で1200キロを有し、ユーラシア大陸全土は無論、現在地球連邦の首都がおかれている旧東京も範囲内に収めている。
この超大型砲は無論自動化が進められており砲台自体は無人で装填も完全自動化、駆動系は全自動電気油圧式を採用している。
使用されていた砲弾は徹甲弾・榴弾・特殊砲弾だ。
なお、特殊榴弾は実地試験の際に危険すぎるとの判断から今では連邦政府上層部の許可がないと使用はできない。
このうち徹甲弾が三式融合弾の原型になった砲弾だ。
ストーンヘンジは初実戦となった第二次内惑星戦争において電撃的に進行してきた火星軍艦隊を毎分1~2発の発射速度をもって半壊させており隕石落としにもある程度の艦隊の援護があったとはいえほぼしのぎきったのだ。
だが、ガミラス戦争時にはほぼ放棄状態であったために再起動が遅れて甚大な被害が発生してしまい、三か所の基地のうち大西洋方面のウラジミール基地とユーラシア中部に位置するクラスノヤルスク基地は遊星爆弾の直撃を受けて機能停止。
再起動に成功したウラジオストク基地はしばらくの間極東ロシアと日本に落ちる遊星爆弾を防いでいたが、第一次火星沖海戦ののちについに遊星爆弾の直撃を受けて大破して以降復興の際にも放置されていた。
しかし、ガトランティス戦役以降は復旧が大急ぎで進められており、主電源も第一世代艦と同じ核融合炉から地上設置型の波動機関に換装されて行っている。
なおこの砲はデザリアムによる地球占領の際にも活躍。ホワイト艦隊の旗艦であるホワイトアヴェンジャーが放った火炎直撃砲を食らって中破した重核子爆弾にウラジオストク基地にて点検中だった四号砲が直接照準射撃を敢行。
見事に撃破することに成功したものの四号砲は、再び使用不能に陥ってしまった。
さらにこの砲撃でデザリアムの空母艦載機隊に場所を特定されウラジオストク基地は決死の抵抗を行った結果、空母や揚陸母艦数隻を撃沈破し、艦載機隊も半数以上を殲滅するという大戦果と引き換えに基地は壊滅してしまった。
ウラジミール基地はEU管区の制空権を空襲によって基地が壊滅するその時まで担い続け、クラスノヤルスク基地もロシア管区の防衛に徹し続け揚陸母艦を基地が壊滅する直前に直接照準射撃で撃沈し、ロシア管区に降下したデザリアム軍の士気を低下させる戦果を上げた。
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