Stage.14 Cursing My Dear
——アイツはじっと俺の言葉を聞いていた。
携帯の向こうで。
画面の向こうで。
決して混じり合うはずのない二つの世界。
俺たちの出会いは、それ自体はとんでもない奇跡であるはずなのに。
なのに。
なあ、タツミ?
俺はお前が大嫌いだよ。死ぬほど嫌いだ。
だけど俺は、どうしてもお前を嫌うことができない。
それも、“お前”がそう望んでいるからなのか。
俺の気持ちも、ぜんぶお前が決定していることなのか。
「さあね。で、これは復讐なの?」
——わかんねえよ。
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