ハーメルン
寝取られゲーに転生したけど、性別反転したせいでただのハーレムになってる
第6話 げへへ! この写真、幼馴染が見たらどう思うかねぇ?




「このオマール海老のビスク風ポテトチップス、ありですねぇ。ハルキさんもどうぞ~」
「ありがと。じゃあお返しに、俺の一押しのレモン塩ハーブね」
「どうも~。むむ、もっと癖があるかと思いましたが意外と美味しい……」

 休み時間は教室でポテトチップスをぱりぽり。
 本来ダメなところで食べるお菓子って妙に美味しく感じる。
 お相手は麗華さん。スタイル物凄くいいのんびり美少女さんなんだけど、趣味は限定お菓子の買い漁りらしい。絶対苗字に影響されてるよね。
 まあ俺もお菓子好きだし、せっかくだから色々買って食べ比べ中だ。

「それにしても最近のコンビニお菓子ってレベル高いよな」
「コンビニ限定も多いですしねぇ。スイーツ系もすごいですよ~」
「おっ、なら今度はそっち方面攻めてみる?」
「いいですねぇ。コンビニ・スイーツパラダイス・in教室。あぁ、心躍る響き……」

 いっぱい食べる子が好きって男は意外と多い。でもそれって結局いっぱい食べる可愛い子が好きなだけだ。
 で、彼女は見事に両方の条件を満たしている。
 そのおかげか、クラスの美少女ランキング(俺調べ)の堂々一位は出部吉麗華さんだった。
 
「おいコラ、デブ吉」

 俺達がお菓子タイムを楽しんでいると、井川涼さんが睨んできた。
 切れ長の目をさらに鋭くしているので迫力がある。

「あ、涼さんも食べますかぁ? チョコチップ・クランチ。中にコーンフレークが入っててザクザク食感がたまらないですよ~」
「……もらうけど」

 一つ食べてちょっと頬を緩ませる井川さん。
 意外と甘いもの好きっぽい。

「うん、これ美味いな……じゃねぇ?! なんで、お前だけ! ハルキと友達感出してんだよ?!」
「感って言うかぁ、普通に友達ですよねぇ?」
「だよなぁ」

 中学からの問題児という噂の井川グループ。
 クラスでもちょっと浮いた感じはあるが、初日の俺の道化っぷりのせいでそこまで怖くないというのが知れ渡った。
 ただ井川さんはスレンダーな金髪オレっ娘美少女だけど、わりと態度が荒い。
 智美助心乃ちゃんは若干幼め可愛い系だが周囲に噛み付きがちだ。
 その点、食べる量が多い以外はのほほんとしている麗華さんは、結構早くからクラスに受け入れられている。
 俺とも仲良くなり、今や色々と美味しいのを教え合う菓子友なのだ。

「おっかしーだろ?! 最初の感じ、まずはオレから親しくなる流れじゃねえか?!」
「そう言われましてもぉ。はい、ハルキさんもクッキーどうぞ」
「クッキーどうも、麗華さん」
「ナチュラルに煽ってくんな腹立つなぁ?!」

 怒られてしまった。
 所在なく視線をさ迷わせていると、廊下にゆーちゃんの姿を見つけた。
 なんか俺に用があるっぽい。だけど声をかけづらいのか、教室に入ろうとせず顔を上げたり俯いたりを繰り返している。
 すぐに行かねば(使命)。

「ごめん、ちょっと用事が出来た」
「あらあら、いってらっしゃい。じゃあお菓子は一先ず片付けておきますね~」

 言いながら麗華さんは通学かばんを開ける。
 教科書やノートは一冊も入っておらず、中にはいろんなお菓子で埋め尽くされていた。

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