野良パーティ(後)
「さて、ミッションは簡単な防衛戦だ。規定時間襲い来る敵からフラッグ守れば勝ちと。我々は「陸さん」を斥候として敵のルートを探り、無策に突っ込んでくる敵さんをカモ撃ちするだけって言う楽なお仕事やる事になるが……突出しない様に注意してくれ」
って言ったのになー(棒)
「引いてくれ! その機体じゃ……」
「無理だよ陸さん。訓練の様にはいかんの(悟)」
「トリガーハッピーですなぁ。弾もったいねー」
「血税じゃないからセーフ(棒)」
いい事を教えよう。戦闘始まったらプレイヤーは言う事聞かないんじゃ。これ、ネトゲで4〜5年部隊指揮官任されてた渦さんの経験則。チャット見ないし指示忘れるし、目の前の敵しか見ねーから(諦)
「死なす選択はねーので、どーぞ」
「どーすればいーのよ!」
「公園で遊ぶ3歳児の子守りの様に、目を離さないとしか」
「か……彼が狙った敵を牽制射撃、かな……」
「ウォォォオ!」
「喰らえ必殺!」
荒ぶってますなぁ(ニコニコ)
「おー、吠えとる吼えとる。若いなーうらやましー(本音)」
「コンサートマスター起動する。射撃にバフ掛かるが格闘戦には関係ないので、華持たせる為に砲撃出力落としてなー」
【挿絵表示】
【コンサートマスター起動中 :30】
「行け! 全力投射だ!(迫真)」
「隊長!」
「いっけぇぇえ!(素)」
「……何で光らせたし(棒)」
「ウケ狙い(威風堂々) ほら、ユニコーンっぽいべ?」
「実際何したんですか渦さん? 電飾?」
「クロスベースを隙間に練り消しで仕込んだだけだよ」
「電飾の間接照明かー」
「30秒しか保たないんですか?」
「今回は分散処理無しのサーバ型だからね……弾幕薄いぞ、前向け前!」
「もしかしてフルアーマージムって……」
「あっちが本当のコンサートマスター実装機。分散処理型で参加機体が増えると演算性能が増す」
「なんでコイツ一機で出来るんですか?」
「機体運動用のスレッドまでコンサートマスター処理にぶっ込んでるからー」
「つまり……」
迫るミサイル
「全く回避できねーんだわ、これが(苦笑)」
ちゅどーん
「勝てはしたな……」
外装は大破したが、C4Iガンダムは健在だ。流石フルアーマー、弾には強い。
「大将仕留めましたー!」
「サポートがあった事を忘れちゃいかんぞ。キミもナイスサポートだ!」
「いやぁ……それほどでも……(照れ)」
(陸、海! ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!)
(了解!)
「いやぁ、ヒヤヒヤした。ウチ前衛少ないからなぁ(棒)」
「あのタイミングで攻勢に出たのは果断ですねぇ(猫尻尾ふりふり)」
「さぞかし加入フォースではご活躍なんでしょうなぁ。いやぁウチに欲しい人材ですねぇ(すっとぼけ)」
無所属なのは先に調べてある。
陸海空、3人とも可愛い獣人アバターだが妻子持ちの尉官である。中身はむっさい(要注意)
「おいおい、ウチはフォースもまだ組めぬ弱兵だぞ。無理言っちゃいかん(演技派)」
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