ハーメルン
えんだーりりーず! ~リリィの秘密の日記帳~
13日目 最後の日記:リリィの夢


 それともあれか? もしかして日記にたくさん書きこんでいるのが気に食わなかったのか? なんとも言われなかったから続けてしまったが、気に障ったのなら謝る。確かに秘密の日記に口うるさく小言を書かれたらいい気はしないよな。どうか許してほしい。

 頼む。すぐにインクを見つけるから、私もお前の夢の中に入れてくれ。加筆修正の形でも構わないし、なんなら箇条書きでもいい。そのためになら、わたしはどんなことだってしてみせよう。






 ──もう、黒騎士ったらニブいんだから。

 ──書き忘れたわけでも、意地悪したわけでもないの。

 ──だって……黒騎士はいつだってリリィの隣にいるもの。

 ──これからもずーっと、リリィの隣にいるってリリィが決めたんだもの。

 ──だから、書く必要がなかったってだけ。

 ──そんなことにも気づかないだなんて、黒騎士ってばやっぱり子供ね! 

 ──これにて本当に、リリィの日記はおしまい!














 ──インクが無くなったって? 赤いので良ければいくらでもわけてあげられるよ! そこらにいっぱいあるからね!

 ──そういうとこだぞ、クソ野郎。

 ──ごめんなさい、ホントにごめんなさい……! あとでよく言っておきますので……!




    【えんだーりりーず! ~リリィの秘密の日記帳~:了】

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