ハーメルン
ベル・クラネルの治癒魔法の使い方は間違っているだろうか?
花を千切るのは間違っているだろうか?
顔のない蛇、とでも言おうか。
緑の長い体にひまわりの種のような顔。目も口も鼻も見当たらない。
「新種? っ、来るよ!」
迫りくる新種にアーディが剣を抜きベルが拳を構える。
ドッ! と剣の腹で一撃を受ける。
強い衝撃、明らかに中層、下層クラスの攻撃力。
「らぁ!」
ゴッ! と伸び切った体に飛び跳ね接近したベルの拳が叩き込まれ、大きく仰け反る。殴られた箇所は凹み、急激な変形に耐えられなかったのか皮膚の一部が裂けている。
「かった!?」
逆に言えば、
そ
(
・
)
の
(
・
)
程
(
・
)
度
(
・
)
の
(
・
)
ダ
(
・
)
メ
(
・
)
ー
(
・
)
ジ
(
・
)
し
(
・
)
か
(
・
)
受
(
・
)
け
(
・
)
て
(
・
)
い
(
・
)
な
(
・
)
い
(
・
)
。第一級のベートをして力だけなら己を凌駕すると言わしめたベルの拳にもダメージを受けるほどの耐久。
赤くなった拳をブンブン振るうベル。
「うわ!!」
己の体を鞭のようにしならせベルに叩きつける。空中では踏ん張ることもできず石の柱を数本砕きながら吹き飛んでいく。
「いたた………硬いな、結構」
[9]前話
[1]次
最初
最後
[5]目次
[3]栞
現在:1/4
[6]トップ
/
[8]マイページ
小説検索
/
ランキング
利用規約
/
FAQ
/
運営情報
取扱説明書
/
プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク