ハーメルン
仮面ライダーゼロワン&賢者の孫
第3話 ハテンコウな新英雄

 シュトロームの襲撃があってから暫くして、ユウトもまた、ビーン工房に来ないかと誘われた。
 ユウトは、それを承諾した。

シシリー「ビーン工房はここから近いの?」
ユリウス「もうすぐそこで御座る。」
トール「けど、トニー殿は残念でしたね。来られないなんて…………。」

 そんな風に話している中、ユウトとシンは考え込んでいた。
 気づいたオーグが話しかける。

オーグ「さっきからどうしたんだ、二人とも?」
ユウト「オーグ、シュトロームは多分生きてる。」
オーグ「何!?」
シン「お前も見ただろ?俺の熱光線の跡を。」
オーグ「ああ…………。」
シン「普通はああやって凹みが出来るだけで、爆発なんて起きないはずなんだ。」
オーグ「っ!!つまり、あの時爆発を起こしたのは…………!」
ユウト「十中八九、シュトロームだろうな。」
シン「警戒は…………しておくべきだと思う。」
オーグ「…………シン、作りたい物を発注しろ。資金は王家が出す。」
シン「え?」
オーグ「今の話を聞いてしまうとなぁ………。シュトロームと対等に戦えるのはお前とユウトだけだ。装備は充実させておこう。」

 そんな風に話していた。
 ただ、ユウトは懸念していた。

ユウト(まあ、現状の戦力じゃあ、アークには勝てない。シャイニングホッパーを完成させる為にも、色んなプログライズキーのデータを集めないと…………!)

 そう、現状戦力では、アークには勝てない。
 ユウトはそう判断している。
 レックスからも、『シャイニングホッパーを完成させるには、各種プログライズキーを使ってくれ。』と言われている。
 そんな風に話し、ユウトが考えていると、ビーン工房に着く。

マーク「ビーン工房にようこそ!!歓迎するっス!!」
オリビア「お、おはようございます皆さん。」
 
 マークは、皆を歓迎する。
 すると、マークの後ろからオリビアが顔を出した。
 
シン「おはようマーク、オリビア。」
ユウト「あれ、休日でも2人一緒なのか?」
 
 オリビアを見て、シシリーとマリアがきゅぴーんと来た。
 
マリア「おはようオリビア。では早速♡」
シシリー「ええ、これはお話を伺わせて頂かなければ♪」
オリビア「うう…………お手柔らかにお願いしますぅ………。」

 そう言って、オリビアはシシリーとマリアに連れていかれる。
 ユウトは、苦笑しながら、その3人を見ていた。
 ユウト達は、工房の中に入る。

マーク「父ちゃん!とーちゃーん!」
ハロルド「何だバカ野郎!!デケェ声で呼びやがって!!工房ん中じゃ親方って呼べって言ってんだろうが!!!」

 彼はハロルド=ビーン。
 マークの父親にして、ビーン工房の工房主だ。
 ハロルドが怒鳴った事に、オーグを除く全員が驚く。
 オーグは、ハロルドに話しかける。

オーグ「忙しい所をスマンな。私はアウグスト=フォン=アールスハイドだ。」
ハロルド「ア…………ア…………アウグスト殿下ぁぁぁ!?」

 オーグの姿を確認したハロルドを始めとする職人達は、一斉に跪く。

ユウト「凄い勢いだな………。」
オーグ「ああ、手を止めさせてすまない。工房主に話があるだけだ。作業を続けてくれ。」

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