ハーメルン
大学生、上杉風太郎。インフルエンサーでホストやってます
第2話

初恋とかそういうの関係なく、なにかの理由があって五月ちゃんを選んだんじゃなかったの?

なんでここまで食い違う。話が違う。
たしかに、文化祭の最終日。
私達は誰も詳細を知らない。
ただフータロー君は五月に繋がる教室の扉を開けた。ただそれだけしか分からなかった。

二人の間でどんな会話がされたのか。
そんな事は知らなかった。


「私たちは別れます!別れますけど、大学卒業してだーれもお互い良い人がいなかったら婚約しましょう!だ、なんてアイツも変な気を使いやがって」


おかしいよ。なんなのそれ。
中途半端だよ。なんなのそれフータロー君をキープみたいに扱ってるじゃん。
どうしちゃったの五月。
なにがあったの?


これをみんなは知ってるの?
五月ちゃんは隠しているの?
言い出すタイミングが掴めないだけなの?


知らないなら…

もしこの事を誰も知らないなら———





「…へぇ。じゃあ今は誰とも付き合ってないんだ…」




「あぁ。そうなんだよ。正直、女心が本格的に分からなくなってな…勉強のつもりで。この仕事のスカウトを受けたって所もある。今なら俺もまずい所がいっぱいあった事が…。てか、再来月には、あとの二人も東京に引っ越してくるな…。あぁくそっ。俺から言わないとダメかこれ…?ダセェなぁ、まったく…」






——この事を私以外はまだ知らないのなら、もしかしたら今なら———

[9]前 [1]次話 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:7/7

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析