悟飯ちゃん育成計画
「うん!お姉ちゃんありがとう!」
ウッス、チチさんにもよろしくオナシャス!
これで悟飯は残りの半年間はチチとピッコロさん、そしてレズちゃんの元で厳しいながらも穏やかな暮らしを過ごし、S細胞を存分に溜め込むことができます。
原作のナッパベジータ戦の時の悟飯ちゃんとラディッツ戦の時の悟飯ちゃんの戦闘力を見比べるとおかしく思った人もいるかもしれません。ラディッツ戦の悟飯の戦闘力は怒りによって一気に1000倍も上昇しましたが、ナッパベジータ戦ではピッコロが殺された怒りですら精々2倍もいかないレベルなんです。
勿論それは元の能力値が上がったことで結果的に出せる上限が低く見えるようになっただけかもしれませんが、悟空ピッコロが手を組んで手も足も出なかった相手を追い詰めた悟飯が修行した結果、怒り状態でナッパに大したダメージを与えられなかったのは少しおかしくないでしょうか?
それもS細胞の存在を考えると説明することができます。原作の悟飯はラディッツ戦までは満ち足りた生活を送っていましたが、そこから先は控えめに言って地獄です。父である悟空は死に、ピッコロに攫われて厳しい修行の日々、その修行は報われず師匠であるピッコロは死に、ピッコロを生き返らせるために更なる修羅場へ……といった風にこの時期の悟飯に心休まる日なんて一向に来ません。
つまりS細胞は全く増えていないということで、怒りがS細胞を活性化させて内部に眠る力を引き出しても肝心のS細胞が少ないため、戦闘力の上昇率が低いのではないかということです。
よって今の悟飯ちゃんには厳しい鞭だけではなく甘い飴も必要というわけですね。これぞ悶絶少年調教師の妙技ってやつだな!
更に悟飯が家に帰るようになったことでチチのメンタルも回復します。原作ではチチは悟飯を戦わさないと言って聞きませんでしたが、4歳の子供を自分の手で育てられずそのまま戦場に向かわせるなんて普通の母親なら精神的に病んでもおかしくありません。
ピッコロが向こうには顔を出しづらくて常に悟飯のことを見れなくなった代わりにレズちゃんが向こうで悟飯ちゃんの修行相手になったりピッコロの修行相手になったりと、この方針はレズちゃんの強化にも繋がるので一石二鳥の作戦なわけですね。
そういうわけで残り半年間の修行風景はスキップし、次は(別視点を挟んでから)ナッパ戦を書きたいと思います。ご拝読ありがとうございました。
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