ハーメルン
RED STORM
行くだけ行けばどうとでもなる事が案外多い



朝、嫌な感じがして目を覚ます。時刻は6時半お腹がぐ〜…と情け無く鳴り響きながらも外の周りを窓から見渡した。
何もない平穏な養殖場と静かな森が朝日に照らされて気持ちいい朝だが鳥の鳴き声一つしない程に静寂が支配していた。

「これは〜… 嫌な予感的中か?」

カナデはその予感を信じて小屋の中にあった服やら食料やらをリュックに詰め込んで身支度を始めた。最悪、外に出たら銃撃されるかもしれないが木々を盾に林で姿を隠しながら突っ切るしかないかもしれない。

「いや、この感じもう周囲固められて包囲されてるな。これなら鳥の鳴き声一つしないのも納得いく。」

身支度が済む。身体は問題なく動かせる。カナデは深呼吸を三回程し小屋から出る。


こう言うのは狙撃で麻酔を撃ち込み無力化
それが外れた時の為にSMGかARの戦術人形2〜3人、ダミーこみで10〜15人の二段構えがセオリーだ。
予想でしかない。だがそう自分の感が言っている。

なら、、、()()()()()()()()()()()()()()

「ここだッッ!」

麻酔弾が1発放たれた瞬間もう2発目が回避の動きの途中に撃ち込まれる。カナデは無理くり挙動を変えて回避しながら立ち上がり体勢を整える。更に麻酔弾を放たれるが最小限の動きで避け切る。

「見切っ……たッッ!」

そして最後の麻酔弾を右手で横から掴んだ。

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