ハーメルン
vtuberさんただいま炎上中
18話 1万5千人突破記念凸待ち配信

園野さんと久しぶりに再開して、自分の行いが丸々園野さん達スタッフさんにかかっていることがわかり、みんな一ヶ月後のユメノミライの初ライブに向けて忙しいのに、申し訳ない事をやってしまったと言う気持ちで家に帰ってきた。

そして家に帰ると俺は改めて園野さんに渡された資料を見てみるが、やはりその人達には一切見覚えがなくだからと言って、1人2人ならユメノミライの人気にあやかりたいだけの個人勢だと割り切れるのだが、総数にして約30人もの人数が運営に連絡してきているのなら、多分だが俺の知らないところで何かがあったんだろうが……

やはり考えたところでよく分からなかったので、一旦この事は置いておいて、炎上戦隊などの色々なことが落ち着いてきたので、ついこないだ達成したチャンネル登録者の数が1万5千人を突破した記念配信の準備を開始した。



「祝!我が九重ホムラチャンネルの登録者数がつい先日の配信で、1万5000人を突破しました!拍手!」

コメント
:おめでとう!
:おめ
:カス
:消えろ
:たった1万5千人で草
:辞めろ
:8888888

「という訳で今回の配信は、記念配信という訳で初めての凸待ちをやってみたいと思います」

俺がそう言うとコメント欄はアンチもホムラビトも含めて、それは無謀では?や誰も来ないんじゃ無いの?と不安や煽りに塗れていたが、そんな事はやる前から想定済みだ、だから俺は配信を開始する前に準備をしていたのだ。

「それじゃあ今から凸待ちを始めたいと思います。凸したい人はどうぞ!」

コメント
:いや誰も来ないだろw
:頼みのハジメもこの時間用事があるって言ってたし、どうすんの?
:このコメントは削除されました
:もしかしてユメノミライのメンバーくる?

「いや、ユメノミライのメンバーは来ないよ、もし来られたら俺が燃えちゃうから、この凸待ちはユメノミライメンバーを除いてやってるからね」

コメント
:へーそうなんだ
:なら尚更誰が来るん?
:そんなこと言ってただユメノミライ内でも人望がないだけだろw

そんな風に少しコメント欄と会話をしていると、前もって呼んでいた人から、準備が出来たと言うメッセージが来たので、その人を通話に入れて立ち絵を用意した。

「お!誰か来てくれた様ですね、それじゃあお呼びしましょう!アンダーライブ所属の二階堂ハジメさんです!どうぞ」
「はいどうも、実は1週間前から配信に来てくれないかと誘われていた二階堂ハジメです。どうも〜。と言うよりホムラお前、この凸待ち配信ってユメノミライのメンバー除いたら呼べるの俺だけだろ?それなのにどうして普通のコラボわざわざ凸待ちなんかにしたんだ?それとも俺が知らないだけで他に来る人でもいるのか?」
「いや居ないけど……」
「って居ないんかい!」
「えー、別に知り合いが居なくても凸待ちしても良いじゃん!俺が知ってる人は知り合いが多いくせに、何時間も待っても誰1人凸してくれなかった配信者だっているですけど?」
「うっ!それは……」

そう実はハジメ去年の誕生日配信で凸待ちをやったのだが、本来の配信時間を大幅に超えて配信をしていたのにも関わらず、誰1人として来なかった伝説の配信をやっていたのだ。

当時俺もその配信はリアルタイムで見ていたのだが、凄く笑った思い出がある。

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