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「・・・・それがあなたの答え?」
ルクシャナの問いに少女は頷く。
「なら好きにしなさい。」
ルクシャナはサイトを引っ張りながら去っていく。少女はそれを呆然と見つめ、やがて緊張が解けその場にへたり込んでしまう。
「こ、怖かった・・・・・」
ルクシャナの目線に、逃げ出さなかった自分を褒めてあげたかった。
「あ・・・・・」
するとここで少女はある事に気付いた。
「お名前、聞き忘れちゃっいました・・・・・・」
トリステインの王女、アンリエッタは、誰もいない広場に一人呟いた。
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