第19話:さいかい
また転校生が来るんだってー
こんな短期間で来るなんてね。
でもかっこよかったよー
「ん? 転校生?」
「へー、そうらしいね?」
「お前知らねえの?」
「流石のボクでも何でも知ってるわけじゃないからね。」
「へー...ま、ここじゃあない限り俺らには関係ないか。」
「それってフラグって言うんだよ。」
「いやいや、まさか。」
「だって前の転校生だって、類だったじゃん。」
「まあ、結果的には関係あったけど、流石に2度連続はないだろ。」
ガラッ
「お前ら―、席座れー。」
「転校生を紹介するぞー」
「...?」
え、ここなん?
「よし、入れー。」
ガラッ
.....ん?
「...」
「「!?」」
「?」
転校生を見た時、俺も瑞希も驚いた。
「じゃあ、自己紹介を。」
「はい、どうも、宝来郷秀です、これからよろしくお願いします!」
俺どころか、瑞希も見たことある奴が来たのだから。
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「っよ!」
「「っよ! じゃあねえよ(じゃないよ)!?」」
「何でお前、ここに!?」
「そりゃあ......ここのシブヤに奴がいるかもしれないからな。」
「...なるほど、そのためか。」
「ああ...ま、それにお前らもいるしな。」
「「俺(ボク)?」」
「ま、少しは学生生活ってのを、楽しみたいからな。」
「二人とも、よろしくな!」
「...お、おう。」
「...なんか...キャラ変わってない?」
「あの時は、色々起こってたからな、普段はこんな感じだぜ。」
「あ、そう。」
「なんか....差がすごいなー...」
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今日は6限目がねえから早く帰れるなー。
「...ところでさー。」
「ん?」
「どうしたの?」
「いや、瑞希は家、近いからわかるけど、お前は何でまだついてくるんだ?」
「俺も家こっちの方なんだよ。」
「そーなんだ.....ん? ちょっと待って?」
「どうした、瑞希?」
「...ねえ、郷秀くん、引っ越してきたのって結構最近?」
「え、ああ、そうだけど?」
「......うん?」
「ジョジョ、この前さ、引っ越しのトラックの事喋ったじゃん。」
「......いやいや、まさか。」
「ん? どうした?」
「...なあ、郷秀、お前の家、見てきてもいいか?」
「え、引っ越したばっかで何もないぞ。」
「いや、中には入らないよ。」
「? わかった。」
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