第5話:今日こそはまじめに学校に行きたい
am:6:30
「....んんあ ああ。」
「...」チラッ
30分早く起きたか。
昨日は色々あったから、早く寝たんだよな...
「...」
ミクに言われ、改めて思うけど、こいつは一体なんなんだ。
幽霊とは違う、人型だけど人じゃあない、そして何より。
こいつでコンクリート殴ったときに俺も痛みを感じたことだ。
...よくわかんねえな。
そう考えながら、俺は身支度を始めた。
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am:7:45
「今日こそ真面目に学校行くぜ」ガチャッ
「ん、なんか言った?」
「なんでもねえよ。」
入学初日は本当に大変だったからな、マジでなんも起こらないでくれ。
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登校中には何もなかった。
いや昨日が異常だったんだ。
今日は何も起こらないでくれ。
そう思いながら、時間は過ぎていった。
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「ん....ふ~。」ノビ
昼休みのチャイムが鳴り、授業を終えた後、俺は伸びをした。
流石に授業中には何も起こらなかった。
...警戒しすぎか。
「昼飯どうすっかな。」
そういやここの学校、学食があるんだっけな?
そこで食べるか。
俺は自分の席を立った時。
「すまない、諸君! 城ケ崎響助はいるか!」
え、俺の名前?
なに?俺、校舎裏に呼ばれる奴?嫌なんだけど。
俺は高校では、静かに暮らしたいんだよ...あの人には悪いが、ここは知らないふりをすr
「ここにいま~す!」
...え?
「そうか!」
...はい?
チラッ
「...」ニヤ
こんのピンクが...
くそぉ...ゆっくりできると思ったのに...
「...はい...えーと、どなたでしょうか?」
「君が、城ケ崎響助か!」
「そうですけど...」
「昨日は、妹が世話になった!」
妹?...世話になった?.........!
大丈夫!入院中寂しかったけどお兄ちゃんがよく来てくれたし、これから友達のみんなに会えるから♪
「もしかして、咲希ちゃんのお兄さんか?」
「ああ!自己紹介がまだだったな。」
「天翔けるペガサスと書き、天馬! 世界を司ると書き、司!」
「その名も______天馬司!」
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