ハーメルン
とある一般聖兵の日常
3話

「ねえジュダスあんた序列ってものが分かってないようね。」

「はあ序列ですかバンビエッタ様。」

日々鍛錬に励むジュダスは先日の〇竜神降臨から頻繁にバンビエッタに絡まれるようになった。
その際狂乱したとはいえ敬愛するリルトットを爆破しようとした彼女については、彼の中で噛みすぎて味のしないガムより僅差でマシという扱いである。
面倒くさいと感じているジュダスは近くにいるリルトットや他のバンビーズの面々に助けを求めるが目線を合わせて貰えなかった。

「まあ・・・確かにな。」

「だよな~。変な動きでアタシたちをからかってたもんなあ。」

「そうだよね~。キャンディちゃん天井に張り付いたジュダス君に驚かされたり超高速反復横跳びで涙目だったもんねえ。」

「ウルセエ!焼き付くされてえか!?ジジ!」

「何気にワタシの拳相殺されてショックでした。」

先日少しハッチャけすぎたようで助けがない。
俺の直属の上司にして付き合いが一番長い親友は、俺を見捨てていた。
ガッデム!

「・・・それで今日は何ですかバンビエッタ様?」

「ひう。あ、あんた最近私の扱い雑じゃない・・・?」

「気のせいではないでしょうか?バンビエッタ様。それで具体的にはどうすればよろしいので?」

「そ、そうよ!最近少し私たちに対するアンタの態度が悪いのよ!だからまずはアンタが私たちのことを心の奥底でどう思っているのか確認することにするわ!」

塩対応しているのはバンビエッタだけのつもりなのだが。
再度リルトットたちを見るが助けてくれる気はないようだ。

「それでどうすれば良いのでしょうか?」

「その為に今日は協力者を連れてきたわ!」

バンビエッタの声と共に一人の男が部屋に入ってきた。
星十字騎士団「Q」ベレニケ・ガブリエリ
それが男の名前だった。

「僕はベレニケ。今日はバンビエッタに脅s、協力を依頼されてね。
僕の力「異議(The Question)」を使うんだ。もちろん本来の使い方とは異なるが質問を行うことでその解答を強制させることが出来る、もちろん嘘はなしだ。」

「そうよ!だからアンタは今から私がする質問に嘘をつけないの。覚悟することね!」

(気に食わない答えをしたからと言って、どうするつもりなんだろう?全力で反抗するつもりだけど。)

「まずは手始めに・・・そうねえ。このベレニケについてどう思っているのかしら?」

「えっ僕?」

「影の薄い人」

「君酷くない?」

「そんなの当り前のことじゃない。もう少しないのかしら?」

「能力を説明する間もなく登場して1コマで喉えぐられて殺されそう。」

「怖っ!?なにその具体的かつむg「まあそんなものね。」そんなものなの!?」

ベレニケさんは素晴らしいツッコミ力だな。

「じゃあ・・・本番よ!アンタ私の事をどう思っているのかしら?」

「顔、スタイル共に美しく非常に好みの容姿をしています。胸は大きいのに腰は細くすっとした長い脚など100点満点に近い。また黒髪ロングなどもかなり得点が高いですね。俺が知っている女性の中でも3指に入ります。」

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