少年と双子とテーブルシティ
「だろうな……」
あぁ……うん、なんとなくライズ君がなに言いたいのか分かった
「ひととおり見終わったら学校の前に集合!
そ れ と 階段すごいから……覚悟してね
それじゃ!またあとで!楽しみにしててー!」
ネモはまた凄い速さでアカデミーに向かっていった……んだけど……
「階段……」
「何段あるのあれ……」
「気にしたら敗けだ、慣れろ」
そう、アカデミーへと向かう階段はかなりの段数があり、軽く2~3階建ての建物くらいの高さを昇る必要があったのだ
ポケモンスクールやアカデミーの類いは他の地方にもいくつかあるのだが……ここまでの苦行をさせるのはこのアカデミーくらいのものである
「と……とりあえず順にいろいろ回って行こ!」
「そうね……」
「何故俺も巻き込まれたんだか……」
でも渋々といった様子とはいえちゃんと付き合ってくれる辺りやっぱり世話焼きなのかな?
とりあえずはまだご飯を食べてないからオーラオーラという惣菜屋さんで何か買い食いをしてから他の所をまわっていくことになった。
「いらっしゃい!お?ライズじゃないかい!
なんだいなんだい!こんなべっぴんさん二人も連れて~」
「ふぇ!?」
「ニヤニヤ……」
どうやら惣菜屋さんの店員さんとライズ君は知り合いらしくいきなりからかってきていたけどライズ君は簡単にスルーしてた。
からかわれて恥ずかしがってる私を見てヴィオ姉はニヤニヤと何か企んでそうな笑みを浮かべてるし……
「はいはい、とりあえず今日のオススメはなんかある?」
「面白く無いねぇ……今日のオススメはトルティージャだよ!結構良い食材を仕入れられたから特別美味しく出来てるよ!」
「へぇ……じゃあ俺はそれを二つくれ、お前らは何にする?」
「んー、じゃあ私も同じやつをもう1つ!」
オススメって言うくらいだしかなり美味しいんだろうなぁ……
そういえばヴィオ姉は何を……
「トルティージャ2つとハンバーグ1つ、焼きチョリソー二つとハーブソーセージ1つで」
どれだけお金使うつもりなの!?
「あいよ、ライズは500円ね
そこの紅い髪のお嬢ちゃんは250円
そっちの大食いのお嬢ちゃんは1580円ね」
まってまってまって!?
私の6倍近い値段買ってるんだけど!?
「……」
ライズ君も黙らないで!?余計に辛いから!?
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