ハーメルン
未来と古来と異界のポケモン
少年と双子とスター団★



~テーブルシティ~


一通りテーブルシティの案内をライズ君にして貰って残すはアカデミーだけとなり、アカデミー前の階段まで移動してたんだけど移動してる途中になんか誰かが騒いでるような声がしてきた

「……なんか物騒な言葉がいくつか聞こえた気がしたがまさか……」
「ライズ君なにか心辺りがあるの?」
「ん?あぁ、最近アホな事やってる集団があってな……
もしかしたらとは思ってるが確信がある訳じゃないし実際に見た方が速そうだな」

なんかライズ君の額に青筋が……なにかあったのかな?

「君もスター団に入ればお星さまのように輝けるのよ!?」


アカデミーの階段前に移動するとそこではヘルメットに星形のダサいサングラスをかけていた男女と、その人達に絡まれているかわいいイーブイのバッグを背負ったボーイッシュな女の子がいた

「………………………」
「本当なんなのキミさ?
仲間とまぶしい青春送りたくないの!?」

彼らのしつこい勧誘にボーイッシュな女の子は顔を背けながら答える

「……………別に」

すると絡んでいた女の人がイライラした様子で叫んでる

「こちとら勧誘ノルマあるんだからさっさとスター団に入りなさいよ!」
「えと……困ったな」

やっぱり彼女困ってるじゃん!

「助けよう!」
「そうだな……ついでにあいつら叩くぞ」
「言動からしてアタリかしら?」
「……まぁな」

すると褐色の男子生徒がイライラした様子でこちらに気付く

「ん?スター団に何か用!?
入団希望なら後でね!
今お話し中なのでね!」
「あたしら泣く子も笑うスター団、キミは知ってるよね?」

スター団?なんかまんまな格好してるなぁ……

「知らないですけど?」
「興味ない」
「そこは泣く子も黙るじゃねぇのか?」

今度はそれを聞いた女子生徒がいきなり癇癪を起こし始める

「もうなんなのよキミ達まで……
せっかくスター団に入ったのにこんな扱い底辺じゃん!」

知らないよ……

「ナメられっぱなしだと団の面目まるつぶれ!
勝負するっきゃなくなくない?」

あー、うん、やっぱこうなるのね

「そりゃそうね!あんたは最初のメガネを見張ってて!
ナマイキな新顔ちゃんはあたしがお星さまにさせちゃうわ!」
「はぁ……叩き潰す」

するとライズ君がなんかイライラした様子で前に出てバトルを受ける
スター団の女子生徒は何故か両手と使って全身で☆を描いてから急に真顔になって正面を向くポーズを取る

……かなりダサい

「いきなさい!シルシュルー!」
「化けろ!スクアギル!」
「しゅるるーっ!」
「クアギィィイイルル」

女子生徒はこの辺に生息してるポケモンの一体であるシルシュルーを繰り出す
対するライズ君は私達と初めて会った時にずっと傷口に噛みついていたポケモンの一体を繰り出した

「いくわよ!シルシュルー!『みだれひっかき』!」
「しゅるーっ!」
「スクアギル、攻撃にあわせて噛みついて『きゅうけつ』」
「クゥゥア……ギィィィイイイル!!!」

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