ハーメルン
未来と古来と異界のポケモン
紅と紫の少女とパルデアの大穴


~ポケモンアカデミー~『校長室前』


私達は呼び出しに従ってそのまま校長室まで来た……んだけど……


「校長先生大丈夫かな……」
「あれ多分モロにだいばくはつ貰ったわよね……」

……あー!もう!考えても仕方ない!

私は覚悟を決め手ドアに手をかける

「ちょっ!?レティ!?」
「失礼しまs……ェ゛……」
「失礼しm……ブッ!?」

私達は扉を開けた瞬間その場で固まってしまった……仕方ないじゃん……

「おやバイオレットさん、スカーレットさん
よくいらっしゃいました
ささ、どうぞ中に入ってください」

校長先生は全身黒焦げにアフロがリーゼント状になったまま自分の席で仕事をしていたのだ……

「あ……ハイ……シツレイシマス……」
「失礼……しま……プクク……す……ククッ」

私は思わずカタコトになっちゃったけど……
あとヴィオ姉……耐えれてないよ……

「どうかしましたかね?
あぁ、それよりもポケモンアカデミーは気に入ってくださいましたか?」

「あ、はい!皆優しい人ばかりでとても楽しいです!」
「私も弄り甲斐げふんげふん、遊び甲斐のある人が多くて楽しいです」
「大変嬉しいお返事です」

すると校長先生が立ち上がってテレビの前に移動して顔を向けた

「先程食堂で話せればよかったのですが理由がありまして校長室まで呼び出させて頂きました」
「理由……ですか?」
「えぇ、私の友人達があなたに大事なお話があるそうです」

へ?友人達?
周囲を見渡して見たけどやっぱりこの部屋には私達と校長先生しか居ない……

「おっと、この場にはいらっしゃいませんよ
……今繋ぎますね」

すると校長先生はテレビを起動してテレビ通話モードにする

テレビが起動するとその画面には白衣を着てはいるけど内側の服がだいぶ野性味溢れる女性と白衣の内側がなんか近未来感のある特殊なスーツっぽくなってる男性がいた

『ハロースカーレット、バイオレット、初めまして
ワタシはオーリム』
『ワタシはフトゥー』
『ワタシ達はパルデアの大穴の奥、『エリアゼロ』にてポケモンの研究をしている』

すると画面横に大きくパルデア地方の中心にして最大の危険区域、パルデアの大穴の画像が出る

「二人とも我が校の卒業生で素晴らしい博士なんですよ」

校長先生はまるで自分の事のように嬉しそうに言う

すると話を戻すためにフトゥー博士が口を開く

『……単刀直入に話そう
学籍番号805C393スカーレット、同じく805C394バイオレット
君はコライドンとミライドンという不思議なポケモンを連れているな?』

っ!?なんで知ってるの!?
どうしよう……どう答えよう……でも……悪い人じゃなさそう?
うーん………悩んでても仕方ないか……

「はい、登校中に助けて貰って今は一緒に行動しています」
「レティ……」
『正直な情報の提供、大変感謝する
いやなに……責めるつもりはない
ただ協力して欲しいのだ』
「協力ですか?」
「博士の協力なんて一体何をすれば?」

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